ダコタ・ジョンソンとクロエ・モレッツ、服のセンスで明暗くっきり!
ヴェネチア国際映画祭のコンペ部門出品作『サスペリア(原題)』のプレミア上映が行われ、華やかな出演者たちの登場が話題となった。古典ホラーのリメイク作品で主役を演じるのは、近年活躍が目覚ましいダコタ・ジョンソンだ。ドン・ジョンソンを父に、メラニー・グリフィスを母に持つダコタは、メガヒットした官能小説「フィフティ・シェイズ」シリーズの映画版でヒロイン役を獲得。体当たりの演技で知名度を大きくアップし、2世俳優の中で頭ひとつ抜きんでた存在となっている。
『サスペリア』では、不気味な出来事に巻き込まれるバレリーナ役をダコタが、恐怖を共にする親友役をクロエ・グレース・モレッツが演じている。女優としての実力はお墨付きの2人だが、プレミアでのファッション対決の方は、明暗がくっきり分かれる結果となった。
フォトコールに登場したダコタは、クリスチャン・ディオールの2019リゾートコレクションのロングドレスに、グッチのヒールサンダルという装い。純白総レースのチューブトップで肩と胸元を露わにしたスタイルは、清楚さと色っぽさの絶妙なバランスが美しい。一方のクロエは、黒のポロシャツにグリーンを基調とした派手な柄パンツを着用。パンツの裾にベージュのファーが付いているのが唐突な印象で、普通っぽいクロエにはややエッジが効きすぎていたようだ。
レッドカーペットに再登場したダコタは、ストラップレスの真っ赤なプリンセス・ドレスで、可愛さと艶やかさを併せ持つスタイルを披露。クロエはダークネイビーに花柄のロングドレスだったが、肩や袖口のフリルや切り替えがもたついた印象で、本人よりも服の方が目立って見えた。フォトコールでもレッドカーペットでも、ダコタはシンプルでフェミニンなドレスが大絶賛を受け、クロエの方は凝ったファッションのもっさり感が酷評される結果に。映画祭でのファッション対決は、ダコタが大勝利を収めたようだ。
UK在住/シャオ