目指すはNetflixオリジナル番組出演!『ネクスト ロボ』劇団ひとりがDream Amiにネクストドリームを語る
Netflix発のオリジナルアニメーション映画『ネクスト ロボ』が9月7日より配信中。ロボットだらけのハイテク世界になじめない女の子・メイが、心優しくピュアな戦闘用ロボ“7723”と出会い、絆を育み成長していく姿、さらに彼女と人類滅亡計画を企むロボット会社の社長との戦いが描かれる。本作の日本語吹替版で、メイの愛犬モモの声を担当した劇団ひとりと、日本語版エンディングソング「NEXT」を歌うDream Amiに作品の感想やNetflixへの印象などを聞いた。
「放送禁止用語を連発するモモの存在感がクセになります」(Ami)
――『ネクスト ロボ』を実際にご覧になっていかがでしたか?
劇団ひとり(以下、ひとり)「僕はハイテク好きで未来に対する憧れが人一倍強いんです。子どものころ『未来はこうなる!』みたいな本があって、リニアモーターカーのことが描かれていたりして興奮していましたから。そういう意味でもこの作品は、ワクワクが止まらないです」
Dream Ami(以下、Ami)「私はどちらかというとアナログ派なんですけど、物語の序盤で高速道路を走っている車が出て来た瞬間、一気に引き込まれました。デザインがかっこよくて。アニメで未来型の車を表現すると、丸い形がほとんどなんですが、この作品の車は四角くて、クラシックな感じなんです。それが未来の世界に溶け込んでいて、すごく良くて、もうそこから最後まで、背景も気にしつつ一気に観てしまいました」
ひとり「確かに。あとキャラクターの造形も見事!特に7723はフィギュアが欲しくなりましたね。ロボットなのに1番人間っぽいんですよ。顔がね、丸いヘルメットみたいなものに、丸と線の図形が現れるだけなのに、感情が手に取るようにわかる。例えば仏像って表情は変わらないんだけど、見続けていると、なにを思っているのか…って考えを巡らしますよね。その感覚に近いかな。表情がシンプルだからこそ、その心情を理解しようとするんですよね」
Ami「私は、7723の一途さが、ロボットだからこそなのかな…とも感じました。人間にはいろんな欲があったり、相手のためにやっていることのはずなのに、どこか見返りを期待しちゃったりしますよね。だから、された側も純粋なものなのか疑ってしまう。いろんなことを相手に求めていくんですよね。でも7723はロボットだから、あんなに一途にいられるのかもしれないと思いました」
――モモのアフレコはいかがでしたか?苦労されたことなど、ありましたか?
ひとり「大変でした。いろいろ放送禁止用語を喋りまくるんですけど、そういうセリフの難しさはなかったんです。問題は鳴き声ですよ。先にセリフを収録して、その後で鳴き声だったんですけど、音響監督も『ここからがしんどいですよ』って。ずっと個室に閉じ込められて、何百回って吠えてました(笑)」
Ami「モモ、めっちゃかわいかったです。セリフとのギャップがすごくて(笑)。最初はモモが会話していることに気付かなかったんです。でも『かわいい犬だなぁ』と思っていたら、ピーッ、ピーッと放送禁止用語ばかりまくし立てるんですよ。でも、それも愛らしくなってきちゃって、最後にはクセになって、モモを欲している自分がいました(笑)」
ひとり「ありがとう!これは、モモを主役にスピンオフやらなきゃなぁ。というか、きっと、ありますから!でもAmiさんの曲もお見事ですよ、本当に!」
Ami「本当ですか!」
ひとり「もうあの曲以外ないなという、その一択です。むしろAmiさんの曲のために本編があるくらいのベストマッチでしたね」
Ami「そうおっしゃってもらえると、うれしいです!私自身、メイちゃんと7723との絆を意識しながら歌わせてもらったのですが、ちゃんと作品に寄り添えたかな…と少し不安だったんです。でも実際に歌と合わせた本編を観たら、ちゃんとシンクロして歌えていたと思えたので、本当に良かったです」