小泉今日子が“ツナグ女”宣言「次の世代につないでいかないと」
小泉今日子ら豪華スター共演作『食べる女』(公開中)の公開記念舞台挨拶が、9月22日に丸の内TOEI1で開催され、小泉、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、壇蜜、鈴木京香、原作者の筒井ともみ、生野慈朗監督が登壇した。映画にちなみ自分は「○○の女」というお題が出された女優陣。小泉は「ツナグ女」と書いたボードを見せた。
小泉が「昭和の時代からこの日本、世の中を見てきて、私たちのいる世界のなかで36年くらいお仕事をしてきて、たくさんの恩師や偉大なる先輩に会いました。そういう方たちに教えていただいたことを、次の世代につないでいかないといけない世代だなと」と言うと、沢尻は感激し、「姉さんについていきたい。人としても役者としても大先輩です」と笑顔を見せた。
小泉は「筒井さんのお書きになる文章や物語は、女の人を肯定していながらも、ぬるくない、とんがっている、突き抜けている。この映画に出るってことはある種のチャレンジと受け止められたので参加しました」と本作への思いを語った。
さらに小泉は「もっと上手に演じられたらなと思っていますが、次も筒井さんと女同士でたくらんで、なにかできるように存在していたいなと思います」と今後についてもコメント。
沢尻は、共演のユースケ・サンタマリアの意外なエピソードを披露した。「ユースケさんは美容が趣味で、ずっと美容の話をされてて。また、(沢尻との)絡みの前に、なにかやってきたみたいなんですよ。顔が上がってるかも、みたいな。相当おもしろかったです」と言うと会場は大爆笑。
『食べる女』は、年齢も職業も性格も違う8人の女たちの、食と恋にまつわる生き様を描く人間ドラマ。9月24日の中秋の名月・十五夜になぞらえ、舞台に巨大な月見団子が登場し、フォトセッションが行われた。
取材・文/山崎 伸子