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岡田准一、「壁がある」と嘆く妻夫木聡に照れながら“ブッキー呼び”

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岡田准一、「壁がある」と嘆く妻夫木聡に照れながら“ブッキー呼び”

『告白』(10)の中島哲也監督の最新映画『来る』(12月7日公開)の製作報告会が10月23日にウェスティンホテル東京で開催され、岡田准一、黒木華、小松菜奈、妻夫木聡、柴田理恵、企画・プロデュースの川村元気が登壇。妻夫木が「岡田くんがいまだに敬語」と肩を落とし、会場の笑いを誘った。

第22回日本ホラー小説大賞を受賞した澤村伊智による「ぼぎわんが、来る」を映画化した本作。オカルトライターの野崎(岡田)が、身の回りで怪異な出来事が続いているという男の家の調査に乗り出す姿を描く。

岡田は「すごくうれしかった」と中島組への参加は「やっと」と言うほど待望だったそうで、「中島監督から『出てほしい』と手紙をもらった」とオファーの経緯を説明。しかし「ホラーが苦手」とのことで、脚本を読むのに「時間がかかった」とも。「(脚本が)めちゃめちゃ恐ろしかった。おもしろいんですが、怖くて。中島監督じゃなかったら、もしかしたらやっていなかったかもしれない」と怖がりながらも、うれしい機会となったという。

また「ヒゲを6ミリ伸ばすなど、ヒゲのミリ数まで決まっている。皆さんの扮装もすごくて、細かい作りを堪能した」と中島監督のこだわりぶりをたっぷりと味わったという岡田。中島監督の『渇き。』(14)にも出演していた小松は、霊媒師の血をひくキャバ嬢を演じるために「初めてショートにした」といい、「髪の毛はピンク。眉毛も細くして、朝起きると『誰だろうこの人』と自分にびっくりした」とニッコリ。久々の中島監督とのタッグは「うれしくもあり、怖さもあった。あれから自分はどう変わっているのか、いろいろな不安があった」と語っていた。

「シビれる現場。毎回、想像を超えるものを作り上げてくださる」と監督との再会を喜んだのが、中島組の常連である妻夫木。岡田と妻夫木は共に1980年生まれとあって、岡田は「同じ時代を生きているので、ドック(土曜9時のドラマ)のスケジュールってこうだったよねとか、2人だけにわかるような話をした」と同世代トークを楽しんだというが、妻夫木は「気になっていることがある」と岡田に切り出し「僕は岡田くんにタメ口で話してしまっているんですが、岡田くんはいまだに敬語」と嘆き節。

岡田が「僕は年下にも敬語」と説明すると、妻夫木は「青木崇高には普通に話していた。ヤバイ、俺は壁があるぞと思った」と嫉妬まじりにコメントし、「公開までにはもうちょっと雪解けを」と切なる願い。会見終盤には岡田が「ブッキー」と照れながら呼ぶひと幕もあり、妻夫木も大笑いだった。

取材・文/成田 おり枝

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