「決してひとりでは見ないでください。」再構築された伝説のホラーが日本上陸!
第90回アカデミー賞で4部門にノミネートされ、日本でもスマッシュヒットを記録した『君の名前で僕を呼んで』(17)のルカ・グァダニーノ監督が、ダリオ・アルジェント監督が77年に製作した伝説の同名ホラー映画をリメイクした『サスペリア』が2019年1月に日本公開することが決定。このたび本作から、不穏な雰囲気がひしひしと漂うポスターが解禁された。
第75回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、約8分間にも及ぶスタンディング・オベーションによる大喝采と賛否両論を巻き起こした本作は、オリジナル版の大ファンであるグァダニーノ監督の念願の企画。オリジナル版と同様に70年代ドイツの名門バレエ・カンパニー“マルコス”を舞台に、まったく異なる視点で大胆にアレンジを施した。アルジェント監督からも太鼓判を押されただけでなく、いち早く作品を鑑賞したクエンティン・タランティーノ監督が感激のあまり涙しながらグァダニーノ監督にハグをしたというエピソードも話題となった。
キャスト陣には「フィフティ・シェイズ」シリーズでヒロインを演じたダコタ・ジョンソンや、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン、子役から華麗な成長を遂げたクロエ・グレース・モレッツ、そしてオリジナル版で主人公を演じたジェシカ・ハーパーといった豪華女優陣が集結。さらにレディオヘッドのトム・ヨークが劇中音楽をすべてプロデュースし、自身初となる劇伴にも挑戦したことでも注目を集めている。
このたび解禁されたポスタービジュアルは、真っ赤に染まった空間の中にタイトルである『サスペリア』の頭文字“S”が毒々しく浮かび上がるおぞましいデザインに。しかもオリジナル版で採用され、当時日本中で大きな話題を呼んだ「決してひとりでは見ないでください。」のキャッチコピーが堂々復活。期待と同時にそこはかとない恐怖を駆り立ててくれる仕上がりとなっている。
また、本作の公開前にはグァダニーノ監督が来日することも決定。『君の名前で僕を呼んで』では来日を果たせなかったグァダニーノ監督は、プロモーションでの来日を果たすのは今回が初めて。公開の時を今や遅しと待ちわびるファンに向けて、本作への熱い想いを語ってくれることは間違いないだろう。続報から目が離せない!
文/久保田 和馬