エマ・ストーンの圧巻の演技に息を呑む…『女王陛下のお気に入り』予告編が完成
第75回ヴェネチア国際映画祭で女優賞と審査員大賞を受賞し、4作品連続で3大映画祭受賞を果たしたギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『女王陛下のお気に入り』(2019年2月公開)。このたび本作の世界観を確認できる予告映像が到着した。
本作は18世紀初頭、フランスとの戦争状態にあるイングランドを舞台に、虚弱で気まぐれな女王アンと、彼女の幼なじみで巧みに女王を動かし絶大な権力を振るうレディ・サラ、そして上流階級への返り咲きを目論む女官アビゲイルが熾烈な宮廷バトルを繰り広げていく物語。
解禁された予告映像では、冒頭から絢爛豪華な宮廷の映像に始まり、ランティモス監督の才能が発揮された個性的なカメラワーク、こだわり抜かれた美術品の数々。そしてオリヴィア・コールマン、レイチェル・ワイズ、エマ・ストーンの3人の女優たちが魅せる、挑発的で圧巻の演技を確認することができる。
10月31日に賞レースの先陣を切って発表された英国インディペンデント映画賞では作品賞や監督賞に加え、主演女優賞にオリヴィアが、助演女優賞にレイチェルとエマがノミネートされるなど、実に12部門13ノミネートで席巻。12月上旬に発表される受賞結果はもちろんのこと、第91回アカデミー賞に向けて大きな一歩を踏み出した。
また、先日行われた第31回東京国際映画祭に特別招待作品として出品され、日本初お披露目を果たした本作。上映後にはSNSなどで美しい映像と3人の女優の演技に対する絶賛の声が数多く見受けられ、今後日本でも注目度が増していくことは間違いないだろう。これから本格化していくアカデミー賞レースの行方を見守るとともに、本作から多くの吉報が届けられることに期待したい!
文/久保田 和馬
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