トム・ヨークの音楽で恐怖が倍増…『サスペリア』衝撃の予告映像が完成!
ホラー映画界の巨匠ダリオ・アルジェント監督が77年に制作し、日本でも社会現象を巻き起こした伝説の同名ホラー映画を、『君の名前で僕を呼んで』(17)のルカ・グァダニーノ監督が再構築した『サスペリア』(2019年1月公開)。このたび本作のティザー予告編が完成。あわせて場面写真も解禁された。
70年代のドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、オリジナル版とは異なる視点で大胆にアレンジした本作。「フィフティ・シェイズ」シリーズのヒロインとして注目を集めたダコタ・ジョンソンをはじめ、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントンやオリジナル版の主人公を演じたジェシカ・ハーパーら、豪華女優陣の共演に注目が集まっている。
このたび解禁されたティザー予告は、ある雨の日に1人の女性が名門バレエ団を訪れるシーンから幕を開ける。一心不乱に踊る主人公のスージー・バニヨンに、赤いロープだけの衣装を身につけて不気味なメイクで激しくも官能的なパフォーマンスを披露するダンサー。そしてカリスマ振付師マダム・ブランやバレエ団の長老たち。
圧倒的な色彩感覚で映し出されるビビッドな画面の美しさと、レディオヘッドのトム・ヨークが手がける不穏な音楽によって導かれるそこはかとない恐怖に思わず息を呑むこと間違いなし。そして、日本中を席巻した超有名なコピーである「決してひとりでは見ないでください」という忠告に期待が高まる仕上がりに。
あわせて解禁された場面写真からも本作のセンセーショナルな世界観を確認することができる。今年9月に行われたヴェネチア国際映画祭で空前の賛否両論を巻き起こし<本年度最大の問題作>との呼び声も高い本作が放つ、オリジナル版をも凌駕する衝撃の恐怖体験から一瞬たりとも目が離せない!
文/久保田 和馬