メリー・ポピンズがハリウッドに魔法をかける!USプレミアに豪華キャスト陣が集結
1964年にジュリー・アンドリュース主演で制作された、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞の名作『メリー・ポピンズ』の半世紀以上ぶりの続編となる『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019年2月1日公開)。本作のUSプレミアが現地時間29日に開催され、超豪華キャスト陣が集結した。
女流作家P.L.トラヴァースの小説に惚れ込んだウォルト・ディズニーが映像化を熱望した『メリー・ポピンズ』を、新たなエンタテインメント作品として21世紀に蘇らせたのは『シカゴ』(02)でアカデミー賞を受賞したロブ・マーシャル監督。「今の時代に伝えるべきストーリーだ」と語るマーシャル監督が、十八番であるミュージカル演出と、オリジナルを踏襲したアニメーションを織り交ぜた魅力的な映像で世界中に魅力的な世界を届ける。
この日プレミアイベントが行われたのは、毎年アカデミー賞の授賞式会場として使用されている格式高いドルビー・シアター。本作を象徴する“桜”が散りばめられた会場は、まるでメリー・ポピンズの美しい魔法にかかったかのような雰囲気に。その中に登場したのは、主人公メリー・ポピンズを演じるエミリー・ブラントを筆頭に、リン=マニュエル・ミランダやベン・ウィショー、さらに前作に続いての出演となるディック=ヴァン・ダイクら豪華キャスト陣とマーシャル監督。
子どもの頃に観た前作に大きな影響を受けたことを明かしたエミリーは、オファーが来た時の心境について「緊張と嬉しさが同時にこみ上げてきた。大好きなキャラクターだから演じられることは嬉しかったけど、自分のバージョンを見つけることが大切だと思ったの」と語る。
さらに役作りのためにトラヴァースの原作をすべて読んだとのことで、メリー・ポピンズというキャラクターの魅力について「厳格で気難しい中で、大胆でエキセントリックな部分があって、地に足がついているのに不思議な感じがする」と熱弁。そんなエミリーの演技に、世界中の批評家たちは早くも大絶賛。彼女の悲願でもあるアカデミー賞候補への期待も日に日に大きくなっている。日本公開まであと2か月、ますます本作から目が離せなくなりそうだ!
文/久保田 和馬