マーベル・コミックス編集長「スタン・リーはファンの心にい続ける」東京コミコンで追悼
マーベル映画の“原点“であるマーベル・コミックスの編集長、C.B.セブルスキーが12月1日、幕張メッセで開催中の「東京コミコン2018」のステージに登場。「スパイダーマン」「アイアンマン」「X-MEN」など数々のコミックの原作者で、マーベルの名誉会長を務めたスタン・リーが11月12日に95歳で亡くなり、セブルスキーは「マーベルで働く僕らにとってだけでなく、世界中のファンの皆さんにとっても特別な方。世界中の多くの方々に、ポジティブな影響を与えることができた人。残念ながらいまは共にいないが、コミックのページ、映画のスクリーンだけでなく、すべてのファンの心にい続けます。恋しく思います」とその死を悼んだ。
アメコミ出版社のマーベル・コミックス社は、1939年に設立。17年に編集長に就任したのが、セブルスキーだ。会場のスクリーンにはマーベル・コミックス社の様子を収めた写真が映しだされ、セブルスキーのデスクにはマーベル・グッズと並んでスタン・リーのフィギュアも。「デスク上には大好きなものを集めている」と笑顔を見せ、「仕事場に向かうのが大好きなんだ」と意欲旺盛。朝起きるとまずはSNSをチェックするそうで、「ファンの皆さんとつながりたいので、SNSの様子を伺うんだ」とファンの愛がなによりの力となっていることを明かしていた。
またこの日は、「2年前からシークレットで扱っていたもの。とても特別なプロジェクトをやっと発表できる」と話して会場を盛り上げたセブルスキー。End of the World (SEKAI NO OWARI)とマーベルがカスタムコミックを共作。そのコミックをもとにミュージックビデオを完成させるまでのプロセスを追ったドキュメンタリー番組が、12月11日(火)よりSEKAI NO OWARI Youtubeチャンネルで配信スタートされることが明らかとなった。
ステージにはEnd of the World (SEKAI NO OWARI)のDJ LOVEも登場。セブルスキーは「お会いした瞬間からクリエイティブな部分で一致した。ストーリーテリングといった面でも、歌詞も演奏もすばらしい。ご一緒できて大変うれしい」と語り、「End of the World (SEKAI NO OWARI)さんはマーベルのファンでもいらっしゃった。相性はバッチリです」とニッコリ。
DJ LOVEは「すばらしい経験ができた。マーベルファンの友だちにめちゃくちゃ自慢ができる」とコラボに興奮しきり。セブルスキーは「マーベルの世界へようこそ」と温かな言葉を送っていた。
取材・文/成田 おり枝