土屋太鳳&北村匠海&小関裕太が語り合う、自分を変えてくれた“大切な出会い”
自分を変えてくれた出会い…「香川照之さん」「寺尾聰さん」「中学校の先生」
ーー美月がバスケ部男子4人との出会いを通して、弱い自分を乗り越えていく姿が描かれる本作。ご自身にとって「この経験があるから一歩進めた、変われた」と思うような“大切な出会い”があれば教えてください。
土屋「初めて出演した映画『トウキョウソナタ』で、香川照之さんと共演させていただきました。そのころの私は13歳。まだあまり敬語を使うのにも慣れていませんでした。そんな私に、香川さんは本当にいろいろなことを教えてくださいました。『もし太鳳が女優としてやっていきたいなら、カメラさんや美術さんなどスタッフさんがいて、自分たちはこの場所に立てているんだということを忘れてはダメだ。感謝を忘れてはいけない』と。そして『挨拶を絶対に大きな声でしなさい』とおっしゃったんです。この2つの言葉が、いまでも自分を支えてくれています」。
北村&小関「ものすごく勉強になるね!」
北村「今回共演したみんなも本当にステキで、このメンバーだからこそ乗り切れたと思っています。そのように、たくさんの出会いがいまの自分を形成してくれています。ドラマ『仰げば尊し』で共演させていただいた寺尾聰さんにも、人生や役者としての大事な言葉をいただきました。小さなころからこのお仕事をしていますが、それがいまにつながっていると感じる瞬間もたくさんあって、数々の出会いに感謝しかありません」。
小関「僕にとっては、中学校の時の村上先生との出会いがとても大きなものでした。それまでは社会学が一番嫌いな教科だったんですが、中学二年生の時に村上先生に歴史を教えていただき、歴史が大好きになりました。ペリー来航の授業も、そこにペリーがいるかのように説明をしてくれるんです!先生の授業から、大嫌いなものも、大好きなものに変えることができるんだと感じることができました。それ以降は、苦手なものにチャレンジするのが楽しくなったんですよ。本作ではバスケもとても大変でしたが、これができたらちょっと褒められるかもなと思いながら、楽しんでやることができました。村上先生との出会いはいまにもつながっている、ものすごく大きなものです」。
異性のこんな仕草にキュンとする!そのポイントとは?
ーー頭ポンポンなど胸キュンシーンもあり、バスケや、友情に次いで、ラブストーリーも見どころの本作。最後に異性のキュンとする仕草を教えてください。本作。最後に異性のキュンとする仕草を教えてください。
土屋「頭ポンポンってできる人はすごいなと思います。勇気がある!裕太くんはできそうだよね」。
小関「やらないよ!やったことないよ(笑)!」
土屋「なにかを考えている姿とか好きかもしれないです。どうしたらいいんだろう…と考えている顔とか。この間、匠海がじっと携帯を見ている時があって、なんかいいなと思って写真を撮ってみました(笑)」。
北村「そうなんですよ!絶対にバレる隠し撮りをされたんです(笑)。僕はリンゴを丸かじりする女の子が好きです(笑)。大きなものをめちゃくちゃ口を開けて食べるという、無防備な感じがいいですね」。
小関「高校生の時、朝一番の回の映画を観に行ったことがあって。その時に、ブランケットをかけて体育座りのように膝を抱えて映画を観ている女性がいたんです。家にいるようなリラックスした雰囲気を感じたのかな。なんだかちょっとキュンとしました」。
取材・文/成田 おり枝