ダンボが空を飛ぶ理由とは…?純粋な想いに感涙必至の予告映像が完成!
『チャーリーとチョコレート工場』(06)や『アリス・イン・ワンダーランド』(09)など色あざやかなビジュアルセンスと個性的な世界観で絶大な支持を集めるティム・バートン監督が、ディズニーアニメーション屈指の名作を実写映画化した『ダンボ』(2019年3月29日公開)。このたび本作の最新予告映像が解禁された。
世代を超えて愛され続けてきた名作アニメ『ダンボ』(41)をベースにし、オリジナル脚本で新たな物語が展開していく本作。“大きすぎる耳”を持ち、サーカス団の笑いものだったダンボは、その大きな耳を翼にして空を飛べることに気が付く。コンプクレックスを強さに変えたダンボは、引き離された母を救うためにサーカス団の家族の力を借りて新たな一歩を踏み出していく。
このたび解禁された予告映像では、愛くるしい瞳と大きな耳を持つ赤ちゃんゾウのダンボがいかにして空を飛ぶのか、そしてその理由が明らかに。サーカスの元看板スター、ホルトが世話をすることになった母ゾウのジャンボから生まれたダンボ。ホルトの娘ミリーと息子ジョーがある日ダンボと遊んでいると、偶然鼻から羽根を吸い込み、宙に飛び上がる姿を目撃。ダンボに“空を飛ぶ”という才能があるのを発見する。
さらにある事件をきっかけにジャンボと離ればなれになってしまい悲しみにくれるダンボ。閉じ込められた鉄格子を挟んで、少しでも触れ合おうと小さなダンボが懸命に鼻を伸ばして抱擁するシーンは、すでに涙せずにはいられないほどの切なさ。ジャンボを救出するために立ち上がったミリーとジョーに押され、勇気を出して空へと飛び立つダンボに、きっと誰もが心動かされることだろう。
『ビッグ・フィッシュ』(03)では父と子の物語をファンタジックに描き出し、世界中を涙で包み込んだバートン監督が、今度は母ゾウと子ゾウ、そして人間たちの絆の物語で感動を届けてくれることだろう。映像、ストーリー、そしてコリン・ファレルやマイケル・キートン、エヴァ・グリーンら実力派キャストたちの演技など見どころ満載の本作。日本公開を楽しみに待ちたい。
文/久保田 和馬