2018年も癒された!“猫映画”を写真と共に振り返る【画像22点】
妖怪×猫は相性抜群!?
実写以外にもアニメやCGで猫を描いた作品が多く作られた2018年。トレンドといえば”妖怪”として猫を描いたという点だろう。妖(あやかし)が見える少年・夏目と妖たちとの交流を描き、優しくせつない世界観が人気を集めアニメ化もされた人気漫画初の長編映画『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』(公開中)にも、“ニャンコ先生”という人気キャラクターが登場。初登場で1位を獲得するなど好調な興収が話題を集めた本作では、ニャンコ先生があることをきっかけに3つに分裂してしまい、その姿がなんともかわいいと話題となった。
忘れてはいけないのがこちらも妖怪と人間の交流を描き、いまや冬の風物詩として定着した人気シリーズ第5弾『映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS』だ。エンマ大王の誕生秘話に焦点を当てた本作には、ジバニャンなどおなじみの妖怪たちは登場しないが、新キャラとして猫又が登場。ジバニャンそっくりのかわいらしいルックスとなっている。
また『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(公開中)にも、ゾウくらいの巨体にトラのような縞模様、ライオンのようなたてがみを持った魔法動物ズーウーが登場し、主人公ニュートを危機から救う活躍をみせた。巨大で一見凶暴そうなルックスだが、猫じゃらしに反応したりと、愛らしい姿で多くの観客の心を掴んだ。さらに『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』も意外に思われるかもしれないが、原題は『妖猫傳』といい、長安で起こる権力者の死に何やら黒い妖猫が絡んでおり…という猫映画。癒しを与えるだけでなく、その気高く妖艶な姿がファンタジー的な世界観にも、ぴったりと合うことを証明した。
そして2019年の“猫の日”である2月22日(金)には「世界ネコ歩き」で知られる動物写真家の岩合光昭が初監督を務め、猫と老人の暮らしを描く『ねことじいちゃん』が公開。その一週間前の2月15日(金)からは、若くして亡くなった漫画家が、猫に生まれ変わり家族に寄りそう『トラさん~僕が猫になったワケ~』も公開されるなど、来年も多くの“猫映画”が待機。猫好きにとってはうれしい1年となりそうだ!
文/トライワークス