【連載】「尾崎由香のぴゅあっとムービー」1月 今月の映画:『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
【連載】「尾崎由香のぴゅあっとムービー」1月 今月の映画:『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

コラム

【連載】「尾崎由香のぴゅあっとムービー」1月 今月の映画:『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』

 【写真を見る】「休日は読書をして過ごすような文学少女をイメージしました!」という服装にも注目
【写真を見る】「休日は読書をして過ごすような文学少女をイメージしました!」という服装にも注目撮影/黒羽政士

映画好きで知られる人気声優・尾崎由香が、観た映画や自身のあれこれについて語る「尾崎由香のぴゅあっとムービー」(「月刊シネコンウォーカー」&「月刊イオンエンターテイメントマガジン」連載中)。今月は、ニコラス・ホルトが主演を務め、「ライ麦畑でつかまえて」で知られる作家J. D. サリンジャーの謎に満ちた生涯や、創作秘話を描いた映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(1月18日公開)を取り上げる。今年、ちょうど生誕100周年を迎えるサリンジャーの伝記映画を観て、どのような感想を抱いたのか?

ずっと山にいたいんです!(笑)

わたし、映画はよく観ますが、読書をあまりしないんです。だからこの『ライ麦畑の反逆児~』を予備知識なしで観て、作家さんについていろいろなことを考えさせられました。どんな人生を送っているんだろうとか、どんなことを考えているんだろうとか。孤独なサリンジャーさん本人にも興味が湧いて、もっと知りたくなりましたね。

ふと思ったのは、わたしたち声優のお仕事は、作家さんと近い部分があるのかも?ということ。作家さんは“言葉”で、声優は“声”で表現をするという違いはありますが、作家さんが静かな場所で一人で執筆するように、ブースの中で一人で声を出しますし、台本を読んで練習する時も一人。一人のことが多いんです。だからなのか、共感できる部分が多かったです。劇中で苦悩するサリンジャーが瞑想をしたり、田舎に引っ越したりするのを観て、ちょっと「いいな」ってうらやましくも思っちゃいました。

 「あまり読書はしない」と言いつつも文学少女姿がよく似合っていた尾崎さん
「あまり読書はしない」と言いつつも文学少女姿がよく似合っていた尾崎さん撮影/黒羽政士

ちなみに、わたしの気分転換の方法は山に登ること。山が好きなので、リフレッシュしたいなって思ったら、よく行くんです。歩いて、登って、キャンプをして、ビルや人混みから離れる。そうすると、心が落ち着いて気持ちが楽になるんですよ。登るのは大変ですが、それ以上に楽しい! 景色はきれいだし、空気はおいしいし、山頂まで行くと、写真とは全然違った眺めが広がってる。達成感が生まれて、また「がんばろう!」って思えるんです。ただ、下りがつらいんですよね。脚に疲れがたまってキツいのもあるけど、「ずっと山にいたい、戻りたくない」って思っちゃうから(笑)。

「尾崎由香のぴゅあっとムービー」1月号では『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』をピックアップ
「尾崎由香のぴゅあっとムービー」1月号では『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』をピックアップ撮影/黒羽政士

●尾崎由香プロフィール

1993年生まれ、東京都出身。15年より声優活動を開始し、17年にテレビアニメ「けものフレンズ」のサーバル役に抜擢され注目を集める。18年には「LET’S GO JUMP☆」でソロデビューを果たし、2ndシングル「オトシモノ」もリリース。サーバル役を続投する「けものフレンズ2」が1月7日(月)よりスタート。Twitter/@yuka_bushi Instagram/ozapure15

取材・文/編集部

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