ビートルズ、ツィギー、ミニスカート…熱狂の60年代ロンドンカルチャーをチェック!【写真30点】
音楽、ファッション、アートなど、エポックメイキングなカルチャーが生まれ、“スウィンギング・ロンドン”と称された1960年代のロンドン。数々のムーブメントが生まれた華やかな時代の雰囲気を追体験できるようなドキュメンタリーが、現在公開中の『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』だ。
のちにシリーズ化された『国際諜報局』(65)など、60年代に一躍人気を博し、激動の時代を味わったイギリスの名優マイケル・ケインによるナビゲートと共に、1600時間以上も集められた貴重な映像のコラージュ集で当時のロンドンの新鮮な輝きを楽しむことができる本作。
60年代のカルチャーアイコンとなった人物も、ビートルズやローリング・ストーンズ、ザ・フーにデイヴィッド・ボウイといった大物ミュージシャンから、ツィギー、ヴィダル・サスーン、ミニスカートの発案者であるメアリー・クヮントなどのファッション関係者まで、当時の姿で多数登場。
さらにはカリスマ的人気を誇ったカメラマンのデイヴィッド・ベイリーや画家のデイヴィッド・ホックニーまで、カルチャーの中心にいた人物たちを捉えた映像や彼らの作品と共に、新たな文化が花開くロンドンの熱狂を味わうことができる。
またインタビューでは、ポール・マッカートニーやミック・ジャガーらの現在の声を、昔の映像にのせるという画期的な手法をとっており、当時の表現者たちの生々しい創造の息吹が伝わってくる。加えてロンドンの街並みの様子まで、余すところなくこの熱狂の時代を堪能できる作品となっている。
今から半世紀以上前の、華やかな時代が甦る本作。劇場で観る前にまずはこれらの写真でその雰囲気を感じ取ってみてほしい!
文/トライワークス
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