オリジナル版ヒロイン、ジェシカ・ハーパーが新生『サスペリア』にカムバック!
「決して、ひとりでは見ないでください」のキャッチコピーで話題を呼び、日本でも大ヒットを記録したダリオ・アルジェント監督の伝説のホラー映画を、『君の名前で僕を呼んで』(17)のルカ・グァダニーノ監督が再構築した『サスペリア』が、1月25日(金)より公開される。このたび本作で16年ぶりにスクリーン復帰を果たした、オリジナル版の主演女優ジェシカ・ハーパーの劇中写真が到着した。
本作の舞台は77年、ベルリンを拠点とする舞踏団“マルコス・ダンス・カンパニー”にやってきた新人ダンサーのスージー・バニヨンが、カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり直々のレッスンを受けるさなか、周囲で不可解な出来事が頻発。ダンサーが次々と失踪していく。彼女は次第に事件の核心に迫っていくが…。
グァダニーノ監督は幼少期にオリジナル版を観て衝撃を受け、自身の手でリメイクを夢見ていたという。そのオリジナル版への多大なる敬意を表すように、グァダニーノ監督はジェシカに出演を直接オファー。即快諾したジェシカは、舞踏団の闇に近付いていく心理療法士クレンペラー博士の妻アンケ役という重要な役柄を演じている。
実はこのクレンペラー博士、演じている俳優の名はルッツ・エバースドルフとしてクレジットされているが、実はあるアカデミー賞俳優が演じている。それでもジェシカは「若い女優さんと一緒に演技をすることはなかったのだけど、ルッツとは独特で素晴らしい信頼関係を築くことができた」と、“ある俳優”が演じていることを伏せながら撮影を振り返った。
またジェシカは、本作への出演について「素晴らしい体験としか言いようがないものだった」とコメントしており、もはや伝説の存在となったホラー女優をも魅了する本作の出来栄えには期待せずにいられないところだ。ヴェネチア国際映画祭を皮切りに世界を震撼させつづける衝撃的な問題作の到来を、心して待ちたい!
文/久保田 和馬
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