「“可愛い”の塊」と話題の杉咲花、笑顔を封印して怪演を見せた写真が一挙到着
第156回直木賞の候補作に選ばれた冲方丁の同名小説を、「池袋ウエストゲートパーク」や「SPEC」シリーズなど若手俳優発掘のプロフェッショナルとして知られる堤幸彦監督が実写映画化した『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)。このたび、本作でエキセントリックな怪演を見せている杉咲花の場面写真&メイキング写真が到着した。
杉咲と言えば『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、日本を代表する若手実力派女優。主演ドラマ「派遣占い師アタル」も始まったばかりだ。昨晩ゲストとして登場した「嵐にしやがれ」では、大好物のパスタに舌鼓を打ち満面の笑みを見せ、「やっぱ天使」「“可愛いの塊!」と放映中から話題となった。
そんな、ほんわかな魅力を放つ彼女が、『十二人の死にたい子どもたち』では、これまでのイメージを180度覆す、まさに“豹変”とも言える衝撃の演技を披露している。杉咲が演じているのは高度な知性を持った17歳の高校生、アンリ。個性豊かな12人の中でもひときわ目立つ“存在感”を放つ、ミステリアスでどこか儚げな少女だ。
本作は、安楽死を求めて廃病院へ集まった12人の未成年たちによって繰り広げられる密室サスペンスが展開していく。彼らだけしか知らない計画だったはずが、部屋の中には13人目のまだ生あたたかい死体が…。次々に起こる奇妙な出来事と、死体の謎と犯人探しをめぐる疑心暗鬼の中、12人の“死にたい理由”が生々しく浮き彫りになっていく、という物語。
このたび到着した場面写真では、究極の緊張状態の中で繰り広げられる心理戦の一部始終が切り取られており、アンリの表情からは彼女の死にたい理由と、人間性の過激ささえも垣間見える。公開に先がけて先日明らかになった、アンリの“死にたい理由のヒント”は「復讐」。そして彼女を象徴するアイコンは「炎」。果たしてこれが何を意味しているのか、その真相はぜひとも劇場で確かめていただきたい。
文/久保田 和馬