深田晃司監督と筒井真理子の最強タッグが再び!『よこがお』の公開が決定

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深田晃司監督と筒井真理子の最強タッグが再び!『よこがお』の公開が決定

第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞した『歓待』(10)、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』(16)など国内外から高い評価を集める深田晃司監督の最新作『よこがお』が今年2019年夏に公開されることが決定した。

終末期医療の現場で正しく生きてきたごく普通の女性・市子を主人公にした本作。訪問看護士の市子は、1年ほど前から看護に通っている大石家の長女・基子から慕われていた。ある時、基子の妹の中学生・サキが失踪。しばらくして無事に保護されるが意外な人物が誘拐犯として逮捕されてしまう。この事件をきっかけに理不尽な状況に追い込まれていく市子は、葛藤の末に崩壊していく。

主人公市子を演じるのは、深田監督が“演技者としての天才的なセンスを持つ”と絶賛する筒井真理子。深田監督とのコンビは2度目で、前回タッグを組んだ『淵に立つ』では毎日映画コンクール女優主演賞やヨコハマ映画祭主演女優賞など数々の映画賞に輝いている。そして市子が看護に通う大石家の長女・基子役には『シン・ゴジラ』(16)など数多くの作品で名バイプレイヤーとして存在感を示す市川実日子。

さらに市子と基子、2人の女性の間で揺れ動く青年・和道役を『万引き家族』(18)や『斬、』(18)など話題作への出演が相次ぐ池松壮亮が演じ、市子の甥・辰雄役を須藤連が、基子の妹・サキ役を小川未祐が演じる。また、市子の婚約者・戸塚役としてベテラン俳優の吹越満ががっちりと脇を固める。

第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『万引き家族』の是枝裕和監督や、東京2020オリンピックの公式記録映画監督に就任した河瀬直美監督らにつづきカンヌ国際映画祭で認められた“日本映画界の若き才能”深田監督。彼が今度はどのような物語をつむぎ出し、世界を驚かせてくれるのか。大いに注目したい。

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