関智一&野島健児が語る「PSYCHO-PASS サイコパス」の世界「(声優は)潜在犯にしかできない職業になるかも」!?
宜野座は一歩一歩大人になっていくキャラクター
――TVシリーズや2015年の劇場版を経て、キャラクターへの思い入れも強くなっているのでは?
関「確かに、一緒に歩んでいるような感覚はあるかもしれません。でも、『狡噛は俺だけのものだ!』というような偏った感情はないかな」
野島「なんか、友だちみたいな感覚ですね」
関「それはわかる!親戚の子みたいなね」
野島「『最近ずっと一緒だね』みたいな期間があったと思いきや、『最近会ってないな』という時もあって。でも、久しぶりに会えば『また一緒だね、よろしく!』って言えるような関係。一緒にいればもちろん楽しいし、その場にいなくても元気なことを知れたらいいし、次に会えたらまた同じように楽しめる。そんな作品、キャラクターになっていると思います」
――特に宜野座はシリーズを追うごとに価値観が変わっていますよね。
野島「第1期では父親である征陸への怒りで自分を保っている部分があって、自分を守るためにどう振る舞うか、という価値観のもとで動いていました。でも、征陸と和解したことと、執行官になったことで怒りをよりどころにする必要がなくなって、宜野座伸元という個人の価値観で行動できるようになった。第2期以降でも、宜野座が一歩一歩大人になっている姿は演じられて楽しかったです」
関「どんどんお父さんに似てくるね。トレンチコートなんて着ちゃってね(笑)」
野島「そういうところがまだ大人になりきれていないですよね。でも、成長しているところもあって、(監視官の)霜月にキツいことを言われても受け流せたり、従ってあげることができるようになっています」
上映中
■『PSYCHO-PASS サイコパスSinners of the System Case.2 First Guardian』
2月15日(金)公開
■『PSYCHO-PASS サイコパスSinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』
3月8日(金)公開
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