横浜流星の“ハイブリッド壁ドン”に上白石萌音が驚嘆!「壁ドンマスターですね」

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横浜流星の“ハイブリッド壁ドン”に上白石萌音が驚嘆!「壁ドンマスターですね」

2014年に剛力彩芽と山崎賢人の共演で実写映画化され、“壁ドン”ブームを巻き起こした渡辺あゆの大ヒットコミックスを、フレッシュな若手キャストを揃えて新たに映画化した『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(3月21日公開)の完成披露試写会・バレンタイン舞台挨拶が12日、新宿バルト9で開催。劇中で三角関係の役柄を演じた上白石萌音、杉野遥亮、横浜流星、そしてメガホンをとった川村泰祐監督が登壇した。

原作コミックでも絶大な人気を誇る「玲苑編」を描いた本作。高校2年生の時に学校一のイケメン柊聖と秘密の同居生活を送ることになった葵は、第一印象こそ最悪だったものの次第に惹かれ合い付き合うことに。それから1年、高校3年生になった2人の前に、帰国子女で柊聖の従兄弟の玲苑が現れる。平凡な見た目の葵が柊聖に不釣り合いだと納得がいかない玲苑に、柊聖は3人での同居生活を提案することに。

恋愛映画初挑戦となった上白石は、オファーが来たときの心情について「絶対に嘘だと思いました」と力強くコメント。「私が少女漫画のヒロインだなんて、手違いか人違いかなにかの間違いだろうと、しばらく信じられなくて…。撮影に入るまで不安とプレッシャーと戦う日々でした」と明かす。しかしいざ撮影に入ると、共演者である杉野と横浜に温かく迎え入れてもらったようで「なんて器の大きい方々だろうと。紳士ですよね。感謝しかないです」と、両隣の2人に深々と頭を下げた。

「L・DK」の代名詞と言えばやはり“壁ドン”。劇中には何度も“壁ドン”が登場するのだが、される側だった上白石は「苦い思い出」と形容し「壁ドンって顔と顔が近付くものだと思っていたけれど、身長差があるので目の前に顔じゃなくて胸板があって、どうしたらちょうどいい身長差の壁ドンが生まれるのか手間暇かけて作り上げました」と、30センチ以上の身長差がある杉野との“壁ドン”を振り返る。それには杉野も「僕と萌音ちゃんにはそれが大きな障害でした。キスシーンも試行錯誤しながらでした…」と苦労を語った。

一方で、劇中では“壁ドン4連発”を披露している横浜は「僕の壁ドンは玲苑らしく、勢いよく距離感もすごく近くした“ハイブリッド壁ドン”になりました」と自信たっぷり。“ハイブリッド壁ドン”とは何かと訊ねられると「壁ドン+顎クイとか、壁ドンからの引き寄せとか」と饒舌で説明する横浜に上白石は「壁ドンマスターですね」と驚嘆。そして「横浜くんの“壁ドン”はスピード感があってアスリートみたいでした」と笑顔で振り返った。

そして間もなくバレンタインデーということで、上白石の手作りチョコをかけて杉野と横浜が対決。大きなチョコに胸キュンメッセージを書き込んで、それを声に出して披露し、上白石の心を掴んだほうがチョコをゲットできるというもの。ステージに運び込まれた大きなチョコにホワイトチョコのチューブで綺麗に「大切」と描いた杉野に対し、チューブの扱いに不慣れでこぼしそうになりながら、ぎこちなく「大好き」と描いた横浜の苦労が奏功し、軍配は横浜に。杉野は「俺が選ばれるんだろうなと思ってた…」とせつなそうな表情を浮かべたものの、2人の甘いメッセージに会場からは黄色い声援が鳴り止まなかった。

取材・文/久保田 和馬

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