手嶌葵の歌声が優しく映画に寄り添う…水谷豊監督作『轢き逃げ』から予告編&テーマソング解禁

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手嶌葵の歌声が優しく映画に寄り添う…水谷豊監督作『轢き逃げ』から予告編&テーマソング解禁

5月10日(金)より公開となる水谷豊監督作品『轢き逃げ 最高の最悪な日』にて、手嶌葵がテーマソングを担当することがわかり、あわせて予告映像が解禁された。

ある地方都市の交通事故で1人の女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。加害者、被害者だけでなく、平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれる人々。それぞれの人生が複雑に絡み合い、それぞれの抱える心情、隠された思いが浮き彫りになっていくが、本当の「真相」はまだ深い闇の中にあった。監督2作目となる水谷豊が、他人には見せる事のない“人間の心の奥底”に深く切り込む作品だ。

今回、初の脚本も務めた水谷が執筆段階で構想していたのが、観た人が映画館を出るときに前向きな気持ちになってほしい、そのためには優しく包むような女性の声で最後を締めてほしい、ということ。そうして名前が挙がったのが、映画『ゲド戦記』(06)の挿入歌「テルーの唄」でデビューし、唯一無二の歌声で多くの人を魅了してきた手嶌葵。透き通る声を持つ女性、という監督のイメージとも合致し、水谷豊監督と手嶌葵の初タッグが実現した。

誕生したテーマソング「こころをこめて」は、轢き逃げ事件を起こした秀一の親友で、自身も助手席にいた輝が、学生時代聞き続けた思い出の曲という設定。劇中歌として使用され、エンディングでも物語の余韻とともに映画を締め括る存在として非常に大きな役割を担っている。

解禁された映像は、「轢かれた時、娘は生きていたんですか…?」水谷が演じる被害者の父・時山の悲痛な問いかけから始まる。前半では、これまで伏せられてきたスト―リーが明らかになるとともに、新たな謎が提示され、後半からは一転し、手嶌の歌うテーマソングを背景に、7人の心の動きが印象的なセリフとともに描き出されていく。

はたして、7人がたどりつく“真相”とは何なのか。予測不能のサスペンスから、深い感動へとつながることを予感させる印象的な予告編となっている。

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