歌とダンスだけじゃない!男気満載の“ボイメン”新作映画が熱い!
名古屋発のエンタテインメント集団“ボイメン”こと、BOYS AND MEN。ヤンキー風の学ランを身にまとい、男気あふれる歌やダンスで人気の彼らは、いまやご当地アイドルの枠を超えて全国区のグループへと急成長中。そんな彼らが主演する映画『ジャンクション29』(2月22日公開)では、俳優としての魅力がスパークしている!
人生の岐路に立つ29歳の男たちの青春物語が4編のオムニバス形式で描かれ、4人のメンバーが各編で主演を務める本作。現在テレビドラマ版が放送中で、映画版も控えている『柴公園』(6月14日公開)の水野勝、よしもとばなな原作のラブストーリー『デッドエンドの思い出』が公開中の田中俊介、現在放送中のコメディドラマ「トクサツガガガ」も話題の本田剛文、「仮面ライダー鎧武/ガイム」で人気を博し「仮面ライダージオウ」にも友情出演した小林豊と、これまでも映画、ドラマで活躍してきた4人が等身大のアラサー男子に扮している。
グループのリーダー水野は、『結婚の条件』でフェラーリを乗り回す結婚相談所の若き社長を演じている。セレブになりきった水野が、ワガママな顧客に振り回されていく姿はまさに痛快!メンバーイチの映画通でもある田中は、『ツチノコの夜』で売れない“自称”映画監督に。同窓会で想い人に再会し思わぬ恋騒動が展開していく。スラップスティックコメディ仕立ての物語で、田中は思い切った下ネタ(!)にも挑戦しており見逃せない。
一方、無鉄砲な動画投稿者の悲劇を描く『バズる』では、本田がサラ金に手を出したことから転落していく主人公を熱演する。笑顔がキュートな本田が見せる、お調子者っぷりとシリアスな演技に注目だ。最後は、小林が主演するセンチメンタルな作品『ジャンクション』。売れっ子漫画家を目指して、何度も挫折を繰り返す青年の孤独や葛藤を、小林は静かな演技で体現する。
昨年末のベスト盤リリースや単独公演も行うかたわら、個々の俳優としてのキャリアも着々と積み上げてきたボイメン。そんな彼らのアイドル活動とはひと味違った姿が堪能できる本作で、磨き上げられた魅力をチェックしてほしい!
文/トライワークス