『アイアンガール』の明日花キララ「またいつでもアイアンスーツを着られるように体型維持を心がけます!」
アイドルグループ、恵比寿マスカッツでの活動や、先日発売された初のスタイルブックが話題になるなど、ファッションリーダーとして女性からも絶大な人気を誇る明日花キララ。彼女が初めて主演を務めたアクション映画のシリーズ第3弾で完結編となる『アイアンガール FINAL WARS』が、本日2月16日より公開中だ。本作の主人公・早乙女クリスという役は彼女にとってどんな役だったのか?いまの彼女の心境を聞いた。
失われた記憶を求めて旅する少女の活躍を描いたのが2012年に公開されたシリーズ第1弾の『アイアンガール』。「1作目のクリスは感情を持たないキャラクターで、笑顔もなくて、3作目の後に見返すと何か物足りなさを感じるかもしれませんね」と明日花は当時を振り返る。
「いままで感情を出したことがなかったから不安でした」
2作目の『アイアンガール ULTIMATE WEAPON』(15)を経て、3作目の撮影が行われたのは昨年の9月。「(3年ごとの撮影に)また、アイアンガールの季節が来たか!」と当初は楽しみだったというが、シリーズラストにしてキャラクターの設定に大幅な変更が…。「監督から『今回はだいぶ感情を出したキャラクターになっているけど』と言われて、確かにいままで感情を出したことがなかったから、クランクインするまでは不安でした。でも、監督に『演技がよくなった』とおっしゃっていただけたのでうれしかったです」と撮影はスムーズに進んだのだとか。
彼女が劇中で着用するアイアンスーツは、たった1着しかない特注品。「多少、リメイクはしているのかしれませんが、1作目の時からまったく同じものです。1作目の時は1人で脱いだりできなかったのですが、3回目だから慣れたものでしたね(笑)。でも、撮影が茨城県の山中だったから寒かったな」と想定外の苦労もあったそう。
劇中では体一つで襲いかかる敵をバシバシ倒していく激しいアクションを披露する。「1作目から6年も経っているし、だいぶ体力は落ちてきたと思いますが、夏からジムに通っていたのがよかったのか、無事に乗り切れました。あとは勘がよくなったのもあるだろうし、体がクリスの動きを覚えていました」と3作演じてきた経験が生きているという。
「青柳さんはストイックなのか、天然なのかわからない人でした(笑)」
劇中ではテロ組織と戦うレジスタンスの隊員ジョー(青柳尊哉)とのセクシーなシーンも披露する。「台本に上半身裸って書いてあったから、青柳さんは撮影直前まで腹筋してましたが、いまさら遅いですよね(笑)。結局、監督からは『脱がないでいいよ』って…(笑)。ストイックなのか、天然なのかわからない人でした。でも、私のワイヤーアクションのシーンを撮影して、それを動画編集アプリで音楽をつけてプレゼントしてくれたり、かわいいところもあって優しかったです」と共演者の意外な一面を暴露。
本作ではアクションだけでなく、主題歌を担当し、歌声も披露する。「ファイナルだから歌ってみたいな…って監督に言ったら、『じゃあ10日後までにバラードとアップテンポなもの2曲を作ってきてね』と言われて。だから、自分で曲を発注したんですよ!」と裏話を披露。「録音は撮影後だったので、感情も入りやすかったです」とのことなので、その歌声にも注目してほしい。
「いつでもアイアンスーツを着られるようにしなきゃ!」
彼女の見事なプロポーションに惹かれる女性が多いが、実は悩みごとも。「炭水化物大好き人間なので、ラーメンライスとか食べちゃうんですよね。元々、ごはん大好きだったのが、最近はパンも好きになってきたからヤバいです。今回で一応ラストですけど、いつでもアイアンスーツを着られるように体型維持を心がけます」とさらなる続編への意欲も!
明日花キララと共に成長し、彼女を語る上で欠かせないキャラクターとなった早乙女クリスの活躍を、最終章でしっかり目に焼き付けてほしい。
取材・文/トライワークス