ティモシー・シャラメの熱演とジョン・レノンの名曲が涙を誘う…『ビューティフル・ボーイ』オリジナル予告到着
『君の名前で僕を呼んで』(17)の繊細な演技で人々を魅了し、本作では第76回ゴールデン・グローブ賞で助演男優賞にノミネートされるなど、注目を集める若手俳優ティモシー・シャラメが出演する『ビューティフル・ボーイ』。4月12日(金)公開の本作から、日本版オリジナル予告映像とポスターが到着した。
本作は8年もの歳月をかけてドラッグ依存を克服し、いまやNetflixオリジナルドラマ『13の理由』(17~)の脚本家として活躍するニック・シェフと、献身的な愛で彼を支え続けた父親デヴィッドとその家族の物語。原作はデヴィッドとニックが、それぞれの視点から描いた、2冊のベストセラー回顧録「Beautiful Boy: A Father's Journey Through His Son's Addiction」「Tweak: Growing Up on Methamphetamines」で、製作には『それでも夜は明ける』(13)、『ムーンライト』(16)などを世に送りだした、ブラッド・ピット率いるプランBエンターテイメントが名を連ねた。
映像は、ジョン・レノンが当時5歳の愛息シェーンに送った名曲「ビューティフル・ボーイ」を、スティーヴ・カレル演じる父デヴィットが、子守歌としてシャラメ演ずるニックに優しく口ずさむシーンから幕を開ける。そこから一転して、レストランで乱れた姿のニックがデヴィッドに向かって「恥ずかしいんだろ!自慢の息子がこんな姿になって」と叫ぶ。お気に入りの音楽を一緒に聞いたり、ビーチで遊んだり、かけがえのない時間を共有してきた父と息子は、ドラッグによって引き裂かれていく。薬物中毒から回復するため、もがき苦しむニックと、息子を信じ続けるデヴィッド。冒頭のジョン・レノンの楽曲に加え、シガー・ロスの音楽も印象的で、父から息子へ贈る『すべてをこえて愛している』というストレートな言葉が、胸に突き刺さる予告編となっている。
また、同時に公開されたポスターは、抱擁をそれぞれの表情から捉えており、父子の愛に希望を感じさせるものとなっている。“愛のちからで、人は何度でもやり直すことができる”、そんなメッセージが力強く胸に迫ってくる珠玉のドラマを、ぜひ劇場で堪能してほしい。
文/編集部