北野武、是枝裕和、柳楽優弥…日本の映画人が世界を席捲！【心に残る平成の映画 教えてください】

19年4月30日(火)、平成が終わる。『タイタニック』『アバター』に驚き、宮崎駿作品や「踊る大捜査線」シリーズに熱狂した約30年間。「DVD＆動画配信でーた」では、読者の心に残った平成の映画や俳優を教えてもらい、4月20日発売の「DVD＆動画配信でーた」5月号で大々的に発表するアンケート企画を実施した。毎号様々なテーマで、平成の映画を思い出すために役立つ特集を掲載して好評を博しているが、Movie Walkerでも“「DVD＆動画配信でーた」Presents 特別企画・心に残る平成の映画 教えてください”として掲載中。

第91回アカデミー賞授賞式が終わったいま、本企画でも「アカデミー賞＆世界三大映画祭 “喜びと赤面の”思い出アルバム」と題して世界の映画賞にフォーカス。アカデミー賞に加えて、世界三大映画祭と呼ばれるベルリン、ヴェネチア、カンヌの各映画祭で約30年間に起きた忘れがたいエピソードを、映画人の歓喜(と驚き!?)を捉えた写真で振り返ろう。今回は平成16年～20年(2004－2008)をプレイバック！

『LOTR』3部作、11冠で有終の美【アカデミー賞】

2004年、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(03)にて。ピーター・ジャクソン監督の3部作最終章は候補だった11部門を完全制覇。作品賞プレゼンターのスピルバーグも、作品名を読む前に思わず「総ざらいだ」と言ってしまった。

柳楽優弥が史上最年少で男優賞【カンヌ】

2004年、『誰も知らない』(04)にて。是枝裕和監督作で14歳の柳楽が日本人初の男優賞。是枝監督はカンヌと好相性で、『そして父になる』(13)で審査員賞、『万引き家族』(18)でパルム・ドールを受賞した。

スコセッシ“6度目の正直”オスカー監督賞【アカデミー賞】

2007年、『ディパーテッド』(06)にて。監督賞候補6度目で初受賞。友人であるプレゼンターのフランシス・フォード・コッポラ、ルーカス、スピルバーグに「封筒をもう1回チェックしてくれない？」とおどけた。

新賞も創設！ ヴェネチアに愛される北野武【ヴェネチア】

2007年、『監督・ばんざい！』(07)にて。『HANA－BI』(97)に金獅子賞、『座頭市』(03)に銀獅子賞を授けるなど、北野作品を高く評価するヴェネチア。'07年には監督第13作『監督・ばんざい！』(07)と同名の賞も新設され、北野が第1回受賞者に。

60回記念で世界の名匠が短編を寄せる【カンヌ】

2007年、『それぞれのシネマ　カンヌ国際映画祭60回記念製作映画』(07)にて。“映画館とは何か”というテーマで各国の著名監督が3分以下の短編を演出。テオ・アンゲロプロス、ダルデンヌ兄弟、ケン・ローチ、チャン・イーモウ、北野らによる作品が特別上映された。

次回は【平成21年～25年(2009－2013)】をプレイバック！

文/サードアイ　構成/「DVD＆動画配信でーた」編集部