コリン・ファレルが思わず涙!?実写版『ダンボ』は美しすぎる“セット”に注目!
『チャーリーとチョコレート工場』(05)や『アリス・イン・ワンダーランド』(10)など、独特なビジュアルセンスで世界中の映画ファンを虜にしてきたティム・バートン監督が、ディズニー・アニメーションの不朽の名作を実写映画化した『ダンボ』(3月29日公開)。このたび本作でホルト役を演じたコリン・ファレルの談話を独占入手。ファレルが思わず撮影現場で感動の涙を流したことが明らかにされた。
バートン監督が「お気に入りのディズニー・アニメ」だと語る『ダンボ』(41)を、新たな物語として描き出した本作。“大きすぎる耳”を持つ子ゾウのダンボはサーカス団の笑い者だったが、ある時その耳を翼にして空を飛べることに気が付く。コンプレックスを強さに変えたダンボは、引き離された母を救うため、サーカス団の家族の力を借りて踏み出すことに。
スティーヴン・スピルバーグ監督の『マイノリティ・リポート』(02)をはじめ、演技派俳優として早くから注目を集めていたファレルは、本作でバートン監督作品に初参加。「『ダンボ』の真のテーマは壮大だが、ティムのビジョンとデザインを通じて語られると、世代を問わず愛される作品になる」と、バートン監督へ絶大な信頼を寄せる。
そして「この映画では驚きの連続だった」と、撮影現場に足を踏み入れた時のことを振り返ったファレルは「巨大なテーマーパーク“ドリームランド”のセットに足を踏み入れると、僕の目は涙で満たされた。セットがあまりにも美しくて、ここは一体何なんなど思ってしまうほど、偉大でとてつもなく素晴らしいセットだったんだ!」と、これまで見てきた中で最も豪華で壮大なセットに大興奮だったことを振り返った。
最新鋭のVFXを取り入れながらも旧来のセットをこよなく愛するバートン監督と、『スリーピー・ホロウ』(99)でアカデミー賞美術賞を受賞したリック・ハインリクスの強力タッグによって生み出された本作の世界観。ファレルの心を震えさせた圧巻の“ティム・バートンワールド”を、是非とも劇場の大きなスクリーンで堪能したほしい。
文/久保田 和馬