天才バレエダンサーの“情熱”と“勇気”を描く…『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』予告映像が公開
「ハリー・ポッター」シリーズをはじめ、『シンドラーのリスト』(93)や『グランド・ブダペスト・ホテル』(13)など数々の作品に出演するレイフ・ファインズが、監督と出演を務めた『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』が5月10日(金)より全国公開となる。レイフが構想に20年を費やした今作から、このたび、予告編が解禁となった。
本作は、伝説のバレエダンサーであるルドルフ・ヌレエフの、ダンスへの“情熱”と、身に危険が迫る中で究極の決断をする“勇気”を描いている。1961年、ルドルフ・ヌレエフはキーロフ・バレエ(現マリインスキーバレエ)の一員として、パリ公演のために生まれて初めて祖国であるソ連を出る。だが、その行動はKGBに監視され、政府の圧力は強まるばかりだった。次の公演地へ向かおうとするルドルフは、突然帰国を命じられる。それは、収容所に連行され、踊りを続けることすらままならない未来を暗示していた。不安と恐怖に襲われるなか、ルドルフが下した決断とは…。
主演のルドルフにはオーディションによって選ばれた、現役のタタール劇場のトップバレエダンサーのオレグ・イヴェンコを抜擢。共演には第66回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した『アデル、ブルーは熱い色』(13)のアデル役を演じたアデル・エグザルホプロス、そして男性ダンサーとして史上最年少の19歳で英国ロイヤル・バレエのトップバレダンサーとなったが22歳の時に電撃退団し、その後『オリエント急行殺人事件』で俳優デビューを飾ったセルゲイ・ポルーニン。一流の表現者たちが集結し、伝説のダンサーの誕生秘話を作り上げた。
解禁された予告編映像には、ルドルフの若き日からパリでの“決断の日”にいたるまでを、入念なリサーチに基づき写実的に表現した本作の魅力が凝縮されている。一流のダンサーたちによるダイナミックなダンスシーンに加え、バレエ史に燦然と輝く伝説的ダンサーの「光」と「影」を美しい映像と共に描いていく。
“ただ踊り続けたい”という欲求のために情熱を燃やし続けた不世出の天才ダンサーの半生をぜひ劇場で目に焼き付けてほしい!
文/編集部