女たちと小栗旬が濃密に絡み合う!『人間失格 太宰治と3人の女たち』特報解禁

映画ニュース

女たちと小栗旬が濃密に絡み合う!『人間失格 太宰治と3人の女たち』特報解禁

累計発行部数1200万部を突破し、日本文学史上最大のベストセラーに数えられる「人間失格」。その作者である太宰治と彼を愛した3人の女たちの目線から「人間失格」が誕生するまでの秘話を小栗旬主演で描く『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)。本作のティザービジュアルと、濃密な絡みが垣間見える特報映像が解禁となった。

天才作家、太宰治は身重の妻である津島美知子と2人の子どもがいながら、恋の噂が絶えず、さらには自殺未遂を繰り返す破天荒な生活を送っていた。本作では、太宰の弟子で作家志望の太田静子と、未亡人の山崎富栄という2人の愛人と正妻をめぐり、日本中を騒がせた文学史上に残るスキャンダルの模様が描かれる。

監督を務めたのは『さくらん』(07)や『ヘルタースケルター』(12)などの話題作を世に送り出してきた写真家の蜷川実花。太宰役には、ハリウッドでリメイクされた『GODZILLA VS. KONG(原題)』で世界進出を果たす小栗旬。正妻の美知子役に宮沢りえ、太宰の弟子で愛人の静子役を沢尻エリカ、太宰の愛人で最後の女、富栄役を二階堂ふみが演じるなど、各世代を代表する女優陣が出演。

解禁された特報映像では、太宰と、彼を愛する3人の女たちとの濃密な関係が映し出される。女たちに甘い言葉を囁く太宰だが、静子には「赤ちゃんがほしい」と笑顔で迫られ、富栄からは「嘘つき!」となじられ突き飛ばされる。甲斐性無しの太宰だが、一方で、美知子から「あなたはもっとすごいものが書ける」と勇気づけられるなど、太宰が「人間失格」の執筆にいたる過程を3人の女たちとの愛憎とともに映し出していく。

あわせて解禁されたティザービジュアルには、口元についた口紅らしきものを手の甲で拭う太宰と、彼をめぐる3人の女性たちの姿が描かれ、極彩色な映像で“究極の恋”を描く本作に期待感が高まるビジュアルとなっている。

そして本作の劇中音楽を、第84回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『Pina 3D ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(11)への楽曲提供や、椎名林檎に依頼されたリオデジャネイロオリンピック閉会式での「君が代」のアレンジで注目を集める、国際的な音楽家の三宅純が手掛けることが発表され、現在作曲中であることも明らかになった。

太宰治の「人間失格」がどのようにして生まれたのかを、世界的で活躍する表現者たちが共に描き出す本作にいまから期待は膨らむばかりだ。

文/編集部

関連作品