ファミリー向けの『ダンボ』が2位発進!『ボヘミアン』は歴代興収17位に!
3月最後の週末。桜の開花も進み本格的な春休みスタートとなった30・31日の週末動員ランキングは、『ドラえもん』が他を圧倒して、V5を達成するさすがの強さを見せた。
オリジナル版とは結構違う?ダンボが2位に!
土日2日間で動員27万6000人、興収3億2400万円という前週を上回る成績で、5週連続の1位という圧倒的強さを見せる『映画ドラえもん のび太の月面探査記』。興収は38億円を突破し、春休み本番を迎え好調な興行をキープ。
続いて、土日2日間で動員14万4000人、興収1億8600万円をあげ初登場2位となったのが『ダンボ』だ。ディズニーによる1941年のアニメ版を実写化した本作。ファンとしては再現度が気になるところだが、ティム・バートン監督のオリジナル脚本で新たに描かれたドラマが詰まっており、「アニメーションとは違う展開でおもしろかった!ハラハラしたシーンも結構あったのが新鮮」「ダンボと人間の種を超えた友情とそれぞれの親子の絆に感動した」といった声が上がっている。
またネット上で多く触れられていたのが、“ピンクの象”のシーンについて。アニメ版では、かなりドラッギーな場面となっていて“トラウマ映像”としても名高く、ファミリー向けの本作に登場するのかということが鑑賞前の注目ポイントとなっていたようだ。しかし、フタを開けてみれば「ピンクの象のシーン、音楽にノリノリなダンボがかわいかった」など、オリジナルとはやや異なる好感を集めていた。
大台突破の作品が続々!
土日2日間で動員12万2000人、興収1億6500万円をあげた3位の『翔んで埼玉』が累計興収30億円目前、4位の『キャプテン・マーベル』が15億を突破するなど、スマッシュヒット作が立て続けに飛び出しているこの頃。2月9日に公開された『コードギアス 復活のルルーシュ』も、あまり大きくない公開規模ながらロングランを続け、記念すべき興収10億円に達した。
さらに『ボヘミアン・ラプソディ』は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)を超える累計興収127億円を突破し、日本の歴代興収17位に躍り出ている。公開21週目にして前週の週末動員対比は111.2%という右肩上がりの数値を残してる本作。今週末にはコラボカフェもオープンされ、さらなる躍進に期待だ。
そのほかの作品では、8位に1969年の初演から50年にわたって続くジャニーズのミュージカルを映画化した『映画 少年たち』が、初登場でランクインしている。
文/トライワークス
1位 映画ドラえもん のび太の月面探査記
2位 ダンボ
3位 翔んで埼玉
4位 キャプテン・マーベル
5位 バンブルビー
6位 映画 プリキュアミラクルユニバース
7位 君は月夜に光り輝く
8位 映画 少年たち
9位 グリーンブック
10位 えいがのおそ松さん
※興行通信社調べ