怪盗キッドVS京極真、因縁の対決の行方は!?『名探偵コナン』最新作はバトルも熱い!
劇場版第22弾『名探偵コナン ゼロの執行人』(18)がシリーズ最高興行収入91.8億円を記録し、現在6作品連続で興収記録を更新中の劇場版『名探偵コナン』シリーズ。その最新作『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』(4月12日公開)は、劇場版初となる海外・シンガポールを舞台に、コナン、怪盗キッド、そして最強の空手家・京極真が繰り広げる、壮大な三つ巴バトルが見どころとなっている。
怪盗キッドと京極真がシンガポールで激突!
世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”を狙う怪盗キッドは、パスポートを持たないコナンを奇術的な方法で連れ出し、宝石が眠るシンガポールへと旅立つ。宿敵でありながら、事件解決のために何かと協力することの多いコナンと怪盗キッド。本作でもバディのように息の合ったコンビネーションを見せてくれる。
そんな怪盗キッドの前に立ちはだかるのが京極だ。高校生ながら空手の公式戦で400戦無敗を誇るなど、作中でも最強のキャラクターと言われ、毛利蘭の親友・鈴木園子の恋人としても知られている。そして、園子がキッドを「キッド様」と呼び心酔していることから、京極はキッドに嫉妬し、過去に対戦したことも。この浅からぬ因縁を持つ2人が、シンガポールで再び対峙することも本作の注目ポイントだ。
迫力のアクションと傷を負うキッドが気になる…
劇場版は、迫力満点のアクション映画としても見ごたえある作品が多い。本作には素手で戦っているとは思えないほどの強さを誇る京極が加わったこと、さらに舞台がシンガポールということもあり、アクションシーンはさらにスケールアップし、手に汗握るシーンの連続で瞬きする時間すら与えない。
本作での「キッド様」は傷を負い、血を流すというかつてない姿も見せている。冒頭に登場する血塗られた予告状は、「いつものキッド様とは違うかも」と思わずにはいられない演出だ。そして、不吉な何かを予兆するかのように、シンガポールの象徴・マーライオンから真紅に染まった水が放出される…。何らかの陰謀にハメられ、かつてない危機に見舞われるキッドの姿に大きな興味をそそられてしまう。
シンガポールのホテル、マリーナ・ベイ・サンズで起きたある殺人事件をきっかけに、コナンたちが巨大な陰謀に巻き込まれていく本作。シリーズおなじみのミステリーはもちろん、キッドVS京極の激しい因縁のバトルの行方にも注目したい!
文/タナカシノブ