菅田将暉、声優・緒方恵美と意気投合!「教師になりたかった」
見た目は大人、中身は子どもの異色ヒーローの活躍を描くDC映画『シャザム!』(4月19日公開)の吹替え版完成披露試写会が4月16日に新宿ピカデリーで開催され、主人公シャザム役の声優を務める菅田将暉をはじめ、緒方恵美(ビリー役)、阪口大助(フレディ役)、平野綾(メアリー役)が登壇。大人の姿になってやりたい放題する主人公にちなみ、「子どものころになりたかったもの」を聞かれた一同。緒方が「数学の先生になりたかった」と明かすと、菅田が「え!一緒!」と意気投合した。
魔術師からスーパーパワーを与えられ、「シャザム!」という言葉を唱えた途端に、スーパーヒーローに変身できる力を手に入れた少年ビリーが、悪者に捕らわれた仲間を救うために奮闘する姿を描く本作。吹替監修・演出は実写版「銀魂」シリーズなどの福田雄一監督が務めた。主人公に抜てきされた菅田は「オファーが来たのは、ついこの間。予告編をCMで観ていて『DCの新しいヒーローだ。観に行こう』と思っていたら、その2日後くらいにオファーが来た。詐欺じゃないかと思った」と驚きを語っていた。
福田監督による吹替監修・演出に話が及ぶと、菅田は「福田さん、めっちゃ緊張していた。緒方さんに会うのも緊張しっぱなしだった」と暴露。緒方は「私は“ドラマおたく”なので、こちらも緊張していた。お見合いのような感じ」と語りながら、「福田さんの演出はすごく的確。作品を大事にされながら、センスを発揮される方で、すばらしかった」と感心しきりだった。
また「子どものころ、大人になったらやってみたいと思っていたこと」を聞かれると、平野は「ビールを飲んでみたかったけど、そもそも炭酸が飲めない」と苦笑い。阪口は「ズゴックに乗りたかった」とガンダムに憧れていたことを告白。緒方が「彼は『ガンダムに乗れたら引退してもいい』と言っていたのに、初レギュラーが『機動戦士Vガンダム』の主役」と阪口が駆け出し時代に夢を叶えているというと、菅田も「すごい!」と目を丸くしていた。
続いて緒方が「数学の先生になりたかった」と口にすると、菅田が「え!一緒!僕も数学の教師志望でした」と再びびっくり。緒方は「先生になったじゃないですか、美術だけど!」と菅田が教師を演じた今年1月期のドラマ「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」に触れ、菅田も「観てくださって」と笑顔を見せるなど、丁々発止のやり取りで会場を盛り上げていた。
取材・文/成田 おり枝