浜辺美波が現場で爆睡!?「『賭ケグルイ』の現場は落ち着いちゃうんですよ」
5月3日に公開されるや10代、20代を中心に圧倒的な支持を集め、週末動員ランキングで初登場6位にランクインした『映画 賭ケグルイ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が9日、TOHOシネマズ日比谷にて開催。浜辺美波、福原遥、伊藤万理華の3人が舞台挨拶に登壇した。
累計発行部数500万部を突破した河本ほむら原作、尚村透作画による大ヒットコミックを原作にした本作は、ギャンブルの強さですべてが決まる名門校、私立百花王学園を舞台に、最強のギャンブラー、蛇喰夢子が次々と立ちはだかる強敵を相手に熾烈なギャンブルバトルを繰り広げていく物語。昨年1月に放送されたテレビドラマ版「Season1」では若手俳優たちの振り切った演技が大きな話題を集め、今年春にはさらにパワーアップした「Season2」が放送。今回の劇場版ではシナリオ原案・監修として原作者の河本が参加し、メガホンをとる英勉監督との共作による完全オリジナルストーリーが展開していく。
テレビドラマ版に引きつづき主人公の蛇喰夢子を演じた浜辺は「この作品で大ヒットイベントができるなんて夢のよう。ギャンブルのように中毒性のある作品ですので、何度も観ていただいて、いろんな形でこの作品を愛していただければと思います」とコメント。自身が演じた夢子というキャラクターについては「私にも何を考えているのか、どういう子なのかは完全にはわかっていないんです」と告白し、あえてそのバックグラウンドを考えないように演じていることを明かした。
一方、劇場版から初参戦となった福原と伊藤の2人。反生徒会組織ヴィレッジのメンバーである歩火樹絵里を演じた福原は「樹絵里ちゃんの中に秘められた熱いものをどう表現したらいいかなと考えながら演じました。しっかりとした女性なので、声を低くしたり姿勢をビシッとすることを意識しました」と役作りについて振り返り、同じくヴィレッジの武闘派である犬八十夢を演じた伊藤も「『賭ケグルイ』のなかで唯一素直で嘘がつけないキャラクター。自分も純粋に、必死に演じました」と語った。
そんな2人の参戦に「作品に辛いくらいスパイスを与えてくれました。映画の見どころのひとつになっています」と大満足の浜辺に対し、撮影前からドラマ版を見ていたという福原は、撮影現場で浜辺演じる夢子との初対面を振り返りながら「『本物の夢子ちゃんがいる!』と思って、お芝居を一緒にしていくなかで『賭ケグルイましょう』というセリフを目の前で聞いたら鳥肌が立って、テレビで見たままの迫力に感動しました!」と大興奮。
直接そのセリフを聞けなかったことを残念がる伊藤は「代わりに夢子が楽屋で寝ているレアなところを見ました」と、現場での浜辺との初対面が貴重な寝顔だったことをしたり顔で明かす。「初対面の時、私寝てたんですか!?」と焦る浜辺だったが「シーズン1と2があったので『賭ケグルイ』の現場は落ち着いちゃうんですよ。寝れちゃうというより、爆睡できちゃうんです(笑)」と告白。そのリラックスしたムードが、インパクトたっぷりの演技に繋がっていたとのことだ。
そのあとも3人は、劇中に登場する好きなキャラクターを教えあったり、現場での和気あいあいとしたエピソードや、『カメラを止めるな!』(18)でも使われたロケ地の思い出などを語り合った。そして、5月17日(土)から本作の「ネタバレ副音声付き上映」が行われることが発表されると、3人はそのなかで語られている小ネタや見所で盛り上がった。
エキストラがみんなメガネを掛けているシーンがあることや、夏の撮影だったので長袖に見える衣装の下が半袖だったことなどを浜辺と福原が明かすなか、1人だけ副音声収録に参加していなかったという伊藤からは「犬八と村雨さん(宮沢氷魚)との共通点があるので、それが何か当ててほしいです」と注目ポイントが挙げられる。すると浜辺は「私わかんないかも…」と考え込み「もう1回観ないと!」とワクワクした表情を浮かべていた。
取材・文/久保田 和馬