池田エライザ、貞子のドッキリに笑顔でピースサイン
「リング」シリーズ最新作『貞子』(5月24日公開)の完成披露試写会イベントが、5月9日に原宿クエストホールで開催され、池田エライザ、塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、佐藤仁美、中田秀夫監督が舞台挨拶に登壇。本作が“撮ったら呪われる”という設定のため、イベントでは舞台上にもカメラを設置し、ライブ中継を実施。終盤にいきなり貞子がドッキリで登場したが、池田はカメラ目線でピースサインをして、会場を盛り上げた。
ところが舞台挨拶では、池田の怖がりぶりが明かされた。「どこまで正直に言っていいのか…。本当にホラーが苦手なので。幼少期に『リング』(98)の洗礼を受けて。お仕事で地方の仕事に行った時は、テレビに布をかけるくらい怖くて」と苦笑い。
池田は本作のオファーを受けた理由について「本作はただ怖いというだけの映画ではなく、いままでの『リング』とひと味違う幽霊模様、人間模様が描かれていて、そこに触れてみたいと思い、勇気を入れて挑戦してみました」と語った。
塚本は「『リング』の時は、まだ高校生で、SNSがなかったし、ビデオはVHSだったんです。だからビデオが回ってきたら本当に呪われると思っていました。まさか20年後にその作品に出さえてもらうとは」と感慨深い表情を見せた。
YouTuber役の清水は、劇中のYouTubeの映像について「僕が手持ちで小さいビデオカメラで撮りました」と告白。それは予告編でも流れているため、池田は「ちょっとうらやましかった」とうらやんだ。
『リング』と続編『リング2』(99)にも出演している佐藤は「そういえば私、生きてたと思って。一番最初に出た時は18だったので、正確に言うと22年前。何十年後に同じ役をやるなんて今後ないだろうなと」とうなった。
『貞子』は、『リング』の中田秀夫監督がSNS時代に放つシリーズ最新作。ヒロインは、心理カウンセラーの秋川茉優(池田エライザ)で、入院してきた記憶障害の少女(姫嶋ひめか)と真摯に向き合うなかで、奇妙な出来事に遭遇していく。
取材・文/山崎 伸子