童顔は卒業?エマ・ストーン、稀代の悪女役でクール路線へ

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童顔は卒業?エマ・ストーン、稀代の悪女役でクール路線へ

小学生の頃から舞台で研鑽を積み、ハリウッドへの道を一直線に歩んできた女優、エマ・ストーン。ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(16)で第89回アカデミー賞主演女優賞に輝き、昨年は『女王陛下のお気に入り』(18)の助演でも高い評価を得るなど、女優としてのキャリアは絶好調だ。

長年にわたって「若手実力派の代表格」と言われてきたエマだが、昨年11月にはついに30代に突入。目力の強いキュートな顔立ちを活かしつつ、アクの強い個性派路線にも挑戦中のようで、先週NYで開催されたメットガラでは新鮮なスタイルが注目を集めた。

レッドカーペットならぬピンクカーペットに立ったエマは、ルイ・ヴィトンの80年代風ジャンプスーツを着用。全身シルバーラメのパンツスーツは、ウエスト近くまで開いたアシンメトリーな襟元がシャープな印象だ。ゴールドのラインストーンをアイラインに輝かせ、下まつ毛には鮮やかなブルーのマスカラをプラス。髪色に合わせて濃い目に作った眉に深紅の口紅を合わせて、クールかつ華やかに仕上げていた。

強気な雰囲気を際立たせるイメチェンは、近々撮影が開始される新作映画と連動しているのかもしれない。エマが次作で演じるのは、ディズニーアニメ『101匹わんちゃん』(61)の悪女キャラ、クルエラ・ド・ヴィル役。クルエラといえば、左右を白黒に染め分けたヘアスタイルと毒々しいメイク、毛皮のロングコートが定番の熟女キャラで、実写映画化された『101』(96)と『102』(00)でのグレン・クローズのイメージが強く、ベビーフェイスのエマとはほど遠い配役のように思えるのだが…。

それもそのはず、エマが演じるのは「若き日のクルエラ」だそうで、舞台は1980年のイギリスだという。当時のムーブメントを盛り込んだ“パンク映画”との噂もあるので、メットガラの時のような80年代ファッションも楽しめるかもしれない。実力派のエマならコミカルな悪女役もハマりそう!

UK在住/シャオ