山田洋次作品の常連に注目の若手俳優も!『男はつらいよ お帰り 寅さん』追加キャストが発表
今年で第1作の公開から50周年を迎える国民的映画シリーズ「男はつらいよ」。その22年ぶりの最新作にして、記念すべきシリーズ50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』が12月27日(金)より公開される。シリーズお馴染みのキャストをはじめとした豪華な顔ぶれが揃う本作に、新たに5名のキャストの出演情報が解禁された。
本作は車寅次郎の甥の満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて想いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)、そして「くるまや」を囲む人々の姿が描き出される。小説家になった満男は最新作のサイン会で、初恋の女性である及川泉と偶然再会。それを機に懐かしい人たちと再会し、寅さんのことを思い返していくふたり。そしてイズミは、帝釈天の参道でカフェに生まれ変わった「くるまや」を訪れることに…。
このたび新たに出演が発表されたキャストは、いずれもシリーズ初参加となる5名。まずは声優として様々なアニメや洋画吹替えなどで活躍する松野太紀と、俳優のみならず舞台演出家としても活躍する田中壮太郎。2人は『おとうと』(10)や『東京家族』(13)など、近年の山田洋次監督が手掛ける映画や舞台に出演する山田組の常連。
そして、今年1月期に大きな話題を集めたテレビドラマ「3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー」で存在感ある演技を見せた富田望生、さらにアイドルグループ「さくら学院」を卒業後、本格的に女優として活動をスタートさせた倉島颯良に、オーディションで出演を勝ち取った子役出身の中澤準といった、今後さらなる活躍が期待される若手俳優たちの出演も決定。
彼ら5人に加え、すでに出演が発表されている池脇千鶴や桜田ひよりら初参加組が最新作でどのように登場し、どのような形でお馴染みのキャストたちと絡んでいくのか。令和最初の年末年始にスクリーンに帰ってくる寅さん。その公開の瞬間を楽しみに待ちたい!
文/久保田 和馬