“尻子玉”の抜き方が話題に!幾原邦彦監督に聞く、アニメ「さらざんまい」のこだわり
「ストーリーがある曲が好きです」…幾原ワールドを表現する音楽
幾原作品では、音楽も印象的だ。「ウテナ」では寺山修司の演劇でおなじみのJ・A・シーザー作詞作曲の合唱曲。「輪るピングドラム」では主題歌にやくしまるえつこ、挿入歌とエンディングテーマにロックバンド、ARBのカバー曲を使用した。
本作のバトルシーンでは、カッパ姿の3人(匹?)が「さらざんまいのうた」を歌い上げる。謎めいた警官・玲央と真武が歌い踊るのは「カワウソイヤァ」。どちらの曲も作詞は幾原監督とシリーズ構成の内海照子で、ミュージカル的な演出が毎週楽しい。
また、作中挿入歌の「放課後カッパー」は、大正ロマンの儚さを音楽で表現するバンド、少女式ヱリスの持ち歌「放課後ヤッホー」をセルフカバー。ボーカル・帝子のかわいらしい声で、よく聴くとぎょっとするような歌詞が歌い上げられる。幾原監督は「あの内容でかわいいというのがすごい。ストーリーがある曲が好きですね」と説明する。
クセのある挿入歌の一方で、主題歌はストレートだ。オープニング曲はKANA-BOON書き下ろし「まっさら」、エンディング曲はthe peggiesの「スタンドバイミー」だ。
「リクエストしたのは『オープニングはスカッとまっすぐ、エンディングはメロディアスでせつない感じに』。たぶん作品の内容を説明しただけでは、ディープでエキセントリックな感じになっていたと思うのですが、幅を作りたかったんです」
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「さらざんまい」に幾原邦彦が込めたメッセージとは?
■「さらざんまい」
フジテレビ:毎週木曜24:55~
関西テレビ:毎週木曜25:55~
ほかにて放送中
http://sarazanmai.com/#index
Netflix、Amazomプライムビデオほかにて
順次配信中
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