エル・ファニングにケイト・ブランシェット…カンヌ映画祭の美しき女優審査員たち!
2017年度に審査員を務めた女優陣は、ジェシカ・チャステイン、アニエス・ジャウイ、ファン・ビンビンの3名だ。米・仏・中の国際色豊かな女優陣は、ハリウッドスタイルのイブニングドレスが映えるジェシカ、マダム然としたドレスと茶目っ気のある表情がユニークなアニエス、お人形のようにフェミニンなファンと、三者三様の異なるキャラクターでレッドカーペットを彩った。
前年度の2016年も、3か国の女優が審査に加わっている。ハリウッド女優のキルスティン・ダンスト、フランス代表はヴァネッサ・パラディ、イタリアからは国際派のヴァレリア・ゴリノと、長いキャリアと実績を持つ女優たちが顔を揃えた。しかし、この年のカンヌでは、評論家筋の予想や巷の下馬評とは全く別の作品が受賞したことから、審査基準が物議の的となっている。
審査員の1人キルスティン・ダンストは、一流ブランドのクチュールドレスの数々でレッドカーペットを飾った。露出を控えたグッチのドレスや、鮮やかなイエローが印象的なジョン・ガリアーノのマーメイドドレス、ブロンドに純白が映えるディオールのドレス等、ハリウッド女優らしい正統派スタイルがよくお似合い。一方、いつまでも少女のような雰囲気が神秘的なヴァネッサ・パラディは、愛らしさを感じさせるパステル系のドレスと妖艶なブラックドレスとで、二面性のある小悪魔イメージが強調されていた。実はこの年のカンヌには、ヴァネッサとジョニー・デップの娘リリー・ローズ・デップも、『ザ・ダンサー』(16)の出演者としてプレミアに登場。当時16歳の初々しい姿で、母と晴れ舞台を共にしている。
UK在住/シャオ
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