「LOTR」原作者の前半生を鮮やかに映しだす…『トールキン 旅のはじまり』場面写真が公開
世界中で大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした冒険ファンタジー「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの原作者、J・R・R・トールキンの前半生を描く『トールキン 旅のはじまり』の公開日が8月30日(金)に決定。あわせて作品の雰囲気を垣間見ることができる場面写真が到着した。
イギリスの田園で母と弟と暮らすトールキンは、母の急死により12歳にして無一文の孤児になってしまう。母の友人であるモーガン神父はトールキンの身を案じ、後見人になることに。その後、名門キング・エドワード校に入学すると、はじめて心許せる3人の親友や、生涯をともにしたいと願う女性エディスと出会う。しかしぼっ発した世界大戦が、大切な人たちの絆を奪っていく…。
トールキンを演じるのは『女王陛下のお気に入り』(18)や「X-MEN」シリーズに出演するニコラス・ホルト。彼のミューズとなるエディスには『あと1センチの恋』(14)のリリー・コリンズ。そして、監督にはフィンランド出身の注目株ドメ・カルコスキと、今後の映画界を牽引することが期待されるスタッフ、キャスト陣が集結した本作。
到着した場面写真では、「ホビットの冒険」や「指輪物語」といった名作たちに影響を与えたトールキンの青年時代の様子が切り取られている。幼い頃から物語を創ることが好きだったというトールキンが執筆のため机に向かう姿や、夢を誓い合ったかけがえのない親友たちとの日々。トールキンが人生をかけて愛し、エルフのモデルにもなったエディスとの仲睦まじい様子などが映しだされる。
トールキン作品の大ファンであることを公言するドメ・カルコスキ監督も「この映画では、彼が成長過程のなかでどのように自分の想像力を構築していったのか、そしてその想像力を使い、私たちなど多くの世代が共感できるあの物語をどのように作り上げたのかを描くように心がけた。私たちが知らなかった、彼の人生を知ることができると思う」と、本作にトールキンへの愛とリスペクトを込めたことを明かした。
映像、舞台、美術、音楽、ゲームと、様々なジャンルのクリエイターたちの創造力を刺激したトールキンがどのような前半生を送ってきたのか。知られざる創作の秘密が明らかになる本作の公開を心して待ちたい!
文/編集部