桐山漣、『貞子』と『呪怨』に出演「両方、制覇できることはなかなかないんじゃないかなと」
「リング」シリーズ最新作『貞子』の公開“怨霊”御礼舞台挨拶が、5月25日に新宿バルト9で開催。清水尋也、桐山漣、佐藤仁美、中田秀夫監督と貞子が舞台挨拶に登壇した。主演の池田エライザは、風疹で病欠のため、パネルでの登場となり、謝罪と感謝の手紙が代読された。最後に貞子がポップコーンを手にして登場し、会場は騒然!井戸での鏡開きが行われ、貞子が毛髪のくす玉を割った。
桐山は、初めての「リング」シリーズの貞子を見た印象について「確か中学生くらいだったような気がしますが、初めてのホラー映画でした。トラウマというか、印象がこびりついてます」と当時を振り返った。
また、『呪怨-ザ・ファイナル-』(15)にも出演した桐山は、今回の『貞子』のオファーについて「遂に来たか」と思ったそう。「両方、制覇できることはなかなかないんじゃないかなと。ありがたい気持ちでした」と感想を述べた。
清水は「最初に現場で貞子さんとお会いした時、子どものころの芸能人に会った感覚を思い出しました。心のなかで『ああ!テレビから出てくるあの人だ!』と」と言って、会場の笑いを取った。
『リング』(98)で生き残った倉橋雅美役を再び演じた佐藤は「20年ぶりに同じ役をやることは2度とないんだろうなと。役者としては、とても光栄だなと思いました」とコメント。「『リング』ファンからしたら、すごいことだそうで、私以上に盛り上がってました。また、あのころはブラウン管だったけど、今回はどうやって出てくるんだろう?と思いました。テレビ、すごい薄いけど」と苦笑い。
中田は「病院の談話室のテレビは、もちろん薄型です。でも、なぜか古めかしく、奥行きがある。箱の中に入ってます。薄いと絶対に突っ込まれるので。実は、『リング2』のころから薄型テレビはもう出ていました。小さいスマホとかどうしようと」と、当時から貞子の登場シーンについて試行錯誤してきたことも明かした。
『貞子』は、『リング』の中田秀夫監督がSNS時代に放つシリーズ最新作。ヒロインは、心理カウンセラーの秋川茉優(池田エライザ)で、入院してきた記憶障害の少女(姫嶋ひめか)と真摯に向き合うなかで、奇妙な出来事に遭遇していく。
取材・文/山崎 伸子