“本能”で演じる天才女優ミリー・ボビー・ブラウン「鉄の心は持っていない」15歳の素顔
「イレブンの成長は、とっても自然体で本質的」
まもなく配信が開始されるシーズン3では、キャラクターの年齢的な成長に合わせて必然的に生じる、恋や友情のもつれといったティーンエイジャーならではのストーリーが展開。強大な力を持つ存在ゆえに、制限された生活を送るイレブンにとってもこれは例外ではなく、第1話の冒頭から、前シーズンのラストで結ばれたマイクと毎日のように会っては、キスを繰り返すという、思わず笑ってしまうほどラブラブな2人の様子が描かれていく。
このシーンの脚本を読んだ時は、マイク役のフィン・ヴォルフハルトと2人で驚いたというミリーだが、「ダファー兄弟に『イレブンのキスシーンはどうやればいいの?そもそもやり方をわかっているの?彼女にとって難しいこと?』ってずっと聞いていました」と、キス一つをとっても、あくまで特異な存在であるイレブンと普通のティーンとのバランスを取ることも忘れなかったという。
話が進むにつれ少しずつ、普通のティーンへと成長していくイレブン。ミリーがこのシーズンで一番のお気に入りだと言う女友達のマックスと一緒にモールでショッピングを楽しむシーンは「とっても自然体で本質的」と語るように、次第に共感できるところも増えていったようだ。
「シーズン1では、イレブンは幼い子どものような状態で、拷問のような恐ろしいこともさせられていたので全く共感できなくて、そういう戸惑いが、結果として役とリンクしていました。けれどシーズン3では、彼女も成長しています。弱さやもろさを持っていて、頭にカッと血が上るところもあるけれど、そういう状況から強さに持っていけるところがあって。私も、もろい部分から力をもらうところがあるのでそこは共感できました」
「私はリアルなティーンエイジャーであり、鉄の心を持ったスーパーな人間ではないので、いろいろなことを感じますし、心を傷つけられる経験もしています。本当にひどく悲しいこともあるけれど、大人へと成長していく過程の中では、素晴らしいボーイフレンドやガールフレンドがいるということはとてもいいことだと思います」