吉岡里帆に危機が迫る…ノンストップ・スリラー『見えない目撃者』特報が解禁
『重力ピエロ』(09)の森淳一が監督し、吉岡里帆が主演する『見えない目撃者』が、9月20日(金)に全国公開する。視力を失った主人公の浜中なつめ(吉岡)が、視覚以外の五感を駆使して連続殺人事件の真相に迫るノンストップ・スリラーである本作。このたび、緊迫の雰囲気を感じさせる特報が到着した。
浜中なつめは、交通事故によって最愛の弟と自らの視力を失い、警察官としての道までも絶たれてしまう。そんなある日、車の接触事故に遭遇し、車中から助けを求める女性の声を聞いたなつめは、誘拐事件の可能性を直感した。車に接触したスケボー少年、国崎春馬(高杉真宙)を突き止め、視覚以外の五感で感じた手掛かりを駆使して事件を追うことに。必死の捜査はやがて、「女子高生連続殺人事件」に行き着く。だが猟奇的殺人犯の魔の手は、真相に近づこうとするなつめたちにも迫る…。
特報は暗闇に響き渡る「助けて!」という叫び声で始まる。何者かに引きずられていく少女、猛スピードで迫り来る車、断片的かつ緊張感たっぷりの映像が映しだされていく。そして「わたしは確かに女性の声を聞いたんです」と事件を”目撃”したことを力強く訴えるなつめ。最後はなにかから逃げるように走るなつめに向かって、春馬が背後に迫る猟奇殺人犯の存在に気付き「危ない!」と叫ぶシーンで締められている。特報ながら強烈な戦慄を覚え、その先の展開から目が離せない仕上がりだ。
主演を務める吉岡は、本作では笑顔を封印。悲しい過去を抱え葛藤しながらも、立ちはだかる障害や迫りくる危機に果敢に立ち向かう難役に挑み、俳優としての新境地を見せる。共演の高杉も、最初は非協力的な態度だが、なつめの「人を救いたい」という熱意に感化され、彼女の“もう一つの目”となり事件に立ち向かっていく少年を熱演している。
人間の内面を抉り取るようなサスペンスを得意とする森淳一監督が、感覚と精神に訴えかけるR15指定の本格派スリラー作品へ昇華させた本作。なつめは春馬とともに猟奇殺人犯の魔の手から逃れ、無事事件を解決することができるのか。五感に訴えかけるノンストップ・スリラーに、期待は高まるばかりだ!
文/編集部