若尾文子、浅野忠信らも絶賛!各界の識者19名から『よこがお』コメントが到着
『淵に立つ』(16)で、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞、世界から注目を集めた若き鬼才、深田晃司監督が、筒井真理子を主演に迎え、自身のオリジナル脚本で描いた最新作『よこがお』が7月26日(金)より公開となる。公開に先駆け、本作を鑑賞した総勢19名の識者から絶賛の声が到着。あわせて新チラシビジュアルが解禁となった。
ある事件がきっかけで、「無実の加害者」に仕立てあげられ、築き上げた幸せをすべて奪われた女、市子は、自分を見捨てた人生に復讐するため、自由奔放な女“リサ”へと姿を変えて、ある計画を実行。人生を取り戻すため、女が仕掛けた哀しくも危険な復讐とは。 “演技者としての天才的なセンスを持つ”と監督が絶賛する女優・筒井真理子が、市子/リサという異なる横顔をもつヒロインを演じ、市川実日子と池松壮亮が、彼女の運命を握る、基子と和道を演じた。
そして今回、総勢19名もの各界著名人より、本作へのコメントが到着。数々の巨匠の作品に出演し日本が誇る女優・若尾文子は「私に溝口監督や増村監督らとの出会いがあったように、素晴らしい監督との出会いは女優の命。最高の演技を引きだした監督と女優の気迫に嫉妬さえ覚えました。」と自らの経験を含め、本作でヒロインを演じた筒井真理子ら女優陣を絶賛!
インドネシアを舞台にした深田監督の前作『海を駆ける』(18)の主演ディーン・フジオカは「横顔の瞳が見つめる先に、悪い兆しを感じてしまう。スクリーン画面の外にあるはずの現実との境界線が曖昧になる。その横顔を見ている自分もまるで、気まぐれな罪と罰の天秤に懸けられているかのようで」と鋭いコメント。
さらに、劇作家・小説家の柳美里は「愛と嘘と復讐は、激しい感情を伴う。しかし、『よこがお』では、その感情の眼差しは、相手ではなく当人の顔を覆い尽くす。愛と復讐は顔の中に幽閉される。2人の女の顔から目が離せないサスペンス映画の傑作」と、称賛を惜しまない。
そのほか、俳優の浅野忠信、村上淳、仲野太賀や岩井志麻子、辛酸なめ子、内田春菊、国際政治学者の三浦瑠麗、さらに瀬々敬久監督、吉田大八監督、白石和彌監督、濱口竜介監督など各界を代表する人々が語る『よこがお』の魅力は、まさに多種多様!
あわせて新チラシビジュアルも解禁され、筒井真理子が演じる主人公・市子と、彼女の運命を変える女性・基子を演じた市川実日子、2人の女性に翻弄される男性・和道を演じた池松壮亮、3人の関係がスリリングに絡み合うトライアングルデザインになっている。
さらに、映画原作本「よこがお」が7月19日(金)より発売決定。脚本も手掛けた監督自身が書き下ろした小説版は、映画とは異なる結末で描かれている。意気込んで執筆にあたった監督は、「現実は厳しく自らの筆力不足に頭をかきむしる毎日でした。しかし、才能ある俳優とスタッフの総力を集めた映画『よこがお』の力に支えられ、なんとか最後の1行まで辿り着くことができました。なんて贅沢な執筆だったのだろう、と今思います」と振り返る。
「この映画で“一度に見ることのできない人間の複雑な多面性”をみせたかった」と語る深田監督が作り上げた、渾身の衝撃作『よこがお』に期待が寄せられる!