コミック誕生から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで! “親愛なる隣人”の半世紀 Vol.4
本日、世界最速公開を迎えた『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。誕生から約半世紀、今やメディアを超えたポップ・アイコンとなったスパイダーマンの歴史を一気に振り返る!
10's/ついにMCUに加入! 進化を遂げながら新時代へ
アンドリュー・ガーフィールド主演のリブート版『アメイジング・スパイダーマン』が2作で終了した後、スパイダーマン映画に転機が訪れる。ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオが提携し、MCUにスパイダーマンを登場させることになったのだ。新たなピーター役は英国出身のトム・ホランド。16年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』を皮切りに、『スパイダーマン:ホームカミング』と『アベンジャーズ』2作品を経て『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』へ。ファンが夢見た、マーベル・ヒーローのスクリーンでの共演がついに実現した。
特筆すべきはこの提携はソニーがスパイダーマンの映画化権をマーベルに“返した”のではなく、キャラクターの“貸し借り”的な協力であること。これならMCUに属しながら、ソニーはソロ映画を継続できるうえ、MCUと別の“スパイダーマン映画”も可能。そうして生まれたのが『ヴェノム』であり、複数のスパイダーマンが現れるアニメーション『スパイダーマン:スパイダーバース』なのだ。
コミックで誕生してから57年。“親愛なる隣人”の可能性は、まだまだ広がり続けている。
有色人種のスパイダーマン、マイルス・モラレス登場
2011年コミック『アルティメット・フォールアウト』4号でマイルス・モラレスが初登場。彼が映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公だ。
数々のトラブルを乗り越えミュージカルに
2011年、前年のプレビュー公演などを経て、舞台『スパイダーマン:ターン・オフ・ザ・ダーク』がスタート。音楽はU2のボノとジ・エッジが担当。宙吊りのパフォーマンスがうまくいかないなど、さまざまなトラブルに見舞われた。
“ピーター&グウェン”はプライベートでもホット(だった)
2012年、 4月にTVアニメーション『アルティメット・スパイダーマン』が米国で放送開始。6月に実写映画『アメイジング・スパイダーマン』が日本で公開。12月にコミック『アメイジング・スパイダーマン』700号でスパイダーマン=ピーターが死去。
2014年、 実写映画『アメイジング・スパイダーマン2』が公開。主演のアンドリュー・ガーフィルドとヒロイン、グウェン役のエマ・ストーンは実生活でも恋人同士だったが、後に破局した。
2016年、 実写映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が公開。
2017年、トム・ ホランド主演の実写映画『スパイダーマン:ホームカミング』公開。TVアニメーション『マーベル スパイダーマン』放送開始。
2018年4月に実写映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開。11月、スタン・リーが死去。12月に劇場版アニメーション『スパイダーマン: スパイダーバース』が米国で公開。
2019年4月に映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開。6月、実写映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が日本で公開。
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