Jホラーの原点とも言える最恐作『女優霊』がハリウッドでリメイク|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
Jホラーの原点とも言える最恐作『女優霊』がハリウッドでリメイク

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Jホラーの原点とも言える最恐作『女優霊』がハリウッドでリメイク

『リング』(98)や『呪怨』(03)をはじめとしたJホラーの人気は日本だけに留まらず、ハリウッドにまで飛び火し、数多くのリメイク作が作られることになった。そんなブームの火付け役となったのは、何と言っても『リング』シリーズを世に送り出した中田秀夫監督だが、そんな中田監督が『リング』よりも2年前に作り上げた、まさにJホラーの原点ともいえる作品が『女優霊』(96)だ。

その『女優霊』が、遂にハリウッドでリメイクされ、その名も『THE JOYUREI』として、1月8日(土)より公開されることになった。

デビュー作を製作中の新人映画監督が、フィルムの中に謎の女が映った映像があることに気付く。どうやらその映像は昔、製作中止になった作品のものらしい。それ以降、撮影現場では奇妙な現象が起こり始める。撮影所に現れる霊の恐怖を描いたのがオリジナル版『女優霊』のストーリーだ。

これに対してハリウッド版は、スランプに陥った映画監督マーカスのもとに、メインストリームに返り咲くチャンスが舞い込んで来る。新作の舞台となるのは、ドラキュラを生んだトランシルバニア高原の古びた撮影所。しかし、撮影が始まると映るはずのない女性の人影や、謎の機材故障が続発し始める。監督がスランプだったり、幻覚をヒントにしながら撮影に挑んだりと、随所にハリウッド的なアイデアが盛り込まれており、舞台がドラキュラを生んだ土地となっているのも、面白いポイントだ。

また、このリメイク版を監督するのは、アジアを代表するフィルムメーカーによるオムニバススリラー『美しい夜、残酷な朝』(05)に香港代表として参加した経歴を持つ鬼才フルーツ・チャン。ハリウッドで香港映画界の鬼才が撮りあげたJホラーのリメイク作。その恐怖がどれ程のものなのかは是非スクリーンで確かめてほしい。【トライワークス】

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