是枝裕和作品をイッキ見!Amazon Prime Videoで『万引き家族』独占配信開始
第71回カンヌ国際映画祭で日本映画として21年ぶりに最高賞のパルムドールを受賞し、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネート。さらに第42回日本アカデミー賞では最優秀作品賞を含む8つの最優秀賞を獲得するなど、2018年を代表する日本映画となった是枝裕和監督の『万引き家族』が、7月8日(月)よりAmazon Prime VideoでSVODサービス独占配信がスタートする。
本作は犯罪でしかつながることができなかった家族を主役に、真の“つながり”とは何かを問う衝撃的なヒューマンドラマ。都会の片隅にたたずむ平家に暮らす治と信代の夫婦と息子の祥太、信代の妹の亜紀、そして家の持ち主である祖母の初枝の5人。彼らは初枝の年金で暮らし、足りないものは万引きで賄っていた。ある冬の夜、治と祥太は幼い少女ゆりを家に連れて帰ってくるのだが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれることに…。
是枝監督自らが「10年くらい自分なりに考えてきたことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨みました」と語る本作は、まさに是枝監督の集大成と呼べる一本。今回の独占配信にあわせ、第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が史上最年少で男優賞に輝いた『誰も知らない』(04)、国内外で高い評価を獲得した『歩いても 歩いても』(08)、韓国の人気女優ぺ・ドゥナが主演を務めた『空気人形』(09)の3作品の配信も開始。
ほかにも現在Amazon Prime Videoでは『そして父になる』(13)、『海街diary』(15)、『海よりもまだ深く』(16)、『三度目の殺人』(17)の4作品が配信中。この機会に日本が世界に誇る名匠、是枝裕和監督の作品世界にどっぷりと浸かってみてはいかがだろうか。
文/久保田 和馬
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