唐沢寿明がシリーズ初参加組を絶賛!『トイ・ストーリー4』吹替えキャストが集合

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唐沢寿明がシリーズ初参加組を絶賛!『トイ・ストーリー4』吹替えキャストが集合

7月12日に日本公開されるや『アナと雪の女王』(13)を上回り洋画アニメーション映画歴代ナンバーワンのオープニング成績を記録。23日までの公開12日間で観客動員326万人、興行収入43億円を突破する大旋風を巻き起こしている『トイ・ストーリー4』(公開中)の大ヒット記念舞台挨拶が24日、TOHOシネマズ新宿にて開催。本作の日本語吹替版で声優を務める唐沢寿明と竜星涼、新木優子、そしてチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿が登壇した。

世界中を感動の渦に包み込んだ前作から9年。新たな持ち主ボニーのもとで暮らすウッディをはじめとしたおもちゃたちが経験する、新たな冒険とかつての仲間との再会、そしてウッディの大きな決断が描きだされていく本作。この日の舞台挨拶の冒頭で、1作目からウッディの声を担当してきた唐沢が「(周りの人から)おもしろかったとか観ましたとかよく言われます。でも『納得いかない』という人もいました」と明かすように、その結末に賛否両論が巻き起こっている。

しかしながら、賛否が分かれるのも本作がディズニー/ピクサー作品屈指の人気を誇るシリーズだからこそ。唐沢は「長い時間かけてシリーズをやってきたので、子どもの時に観ていた人が大人になっている。僕の周りにも『トイ・ストーリー』が好きな人が本当に多くて、そのほとんどが小さい頃から観て育ってきた人たち。それだけみなさんに愛されている作品なんだなって思います」と人気の理由を分析し「知らない間にバズが大人になっていて、ウッディに『自分で決めろよ』って言うんですから変わるもんですよね。まるでおもちゃの話じゃなくて人間の物語みたいで、友情の形も変わったと思います」と本作の魅力を熱弁した。

そんななか本作で初登場を果たした個性的な新キャラクターに声を吹き込んだ4人は、シリーズ参加の感想とアフレコ時の裏話を明かしていく。本作のカギを握るフォーキーの声を担当した竜星は「本当に難しかったというのが第一印象」と明かし「憎めない愛嬌のあるキャラクターをどういう風に表現していくかが難しくて、生まれたての子どものような出来立てのおもちゃということで探りながらやっていきました」と振り返る。そして「2、3歳のイメージでやってくださいと言われたんですが、疲れてくると26歳の僕が出てきて大変でした」と笑いを誘った。

またアンティークショップでウッディが出会うギャビーギャビーの声を担当した新木は「50年代に作られたおもちゃなので、昔の女優さんのように落ち着いておしとやかなイメージ。ゆったりした喋り方をしてほしいと指摘されることが多くて苦労しました」と明かす。そして、ダッキー&バニーのバニーの声を担当した長田は松尾と一緒に収録したことを振り返りながら「相方の失敗がひどくて、変なイントネーションになってました」と、松尾が「ボール」の発音に苦労して10分以上練習をしていたというエピソードを披露した。

そんな彼らに対して唐沢は「フォーキは難しいキャラクターだし、キャラの作りもよくできている。それにダッキー&バニーもギャビーギャビーもすごく合っていたと思うよ」と賛辞を送り、それぞれのキャラクターの登場シーンでお気に入りのシーンを挙げていく。フォーキーのお気に入りシーンとして、ウッディに「抱っこして」と言うシーンが挙げられると、竜星は「何回もやったんです…」と苦笑。「珠玉の『抱っこして』なので、注目してほしいところです」とアピールしていた。

取材・文/久保田 和馬

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