「絶対に期待を裏切ることはない」所ジョージが『トイ・ストーリー4』の見どころを語る!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「絶対に期待を裏切ることはない」所ジョージが『トイ・ストーリー4』の見どころを語る!

インタビュー

「絶対に期待を裏切ることはない」所ジョージが『トイ・ストーリー4』の見どころを語る!

所ジョージが最新作の見どころやバズへの想いを語る!
所ジョージが最新作の見どころやバズへの想いを語る![c]2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

世界中を感動の渦に包み、第83回アカデミー賞でアニメーション映画ながら作品賞にノミネートされた『トイ・ストーリー3』(10)から9年。待望のシリーズ最新作となる『トイ・ストーリー4』がいよいよ本日、7月12日から公開中だ。

主人公ウッディの相棒バズ・ライトイヤーの日本語吹替えをシリーズ1作目から担当してきた所ジョージは、4作目が作られると知った時の心境を「3作目で終わったんだとずっと思っていたから、続編があると聞いた時には正直『どうなのかな?』と思ったよ」と吐露。しかし実際にバズに声を吹き込みながら完成した作品を観て「前作よりもクオリティが上がっていて、キャラクターの魅力も濃くなっている。きっとみんな驚くと思いますよ!」と、ファンの期待を大きく超える確かな手応えを感じたようだ。

『トイ・ストーリー4』はいよいよ7月12日から公開中!
『トイ・ストーリー4』はいよいよ7月12日から公開中![c]2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

本作で描かれるのは、ウッディやバズらおもちゃたちの新たな旅立ちと冒険の物語。かつての持ち主だったアンディが大人になり、ボニーの家のおもちゃになったウッディたち。ある時ボニーは幼稚園で“フォーキー”を作るが、自分をゴミだと思い込んでいるフォーキーはボニーの元から逃げ出してしまう。ボニーを落胆させまいと、フォーキーを追いかけたウッディは、その道中でかつてアンディの家で一緒に暮らしていた羊飼い人形のおもちゃ、ボー・ピープと運命的な再会を果たす。そしてウッディは、今まで知らなかった広い世界があることを教えられることに。

「バズ・ライトイヤーの吹替えの仕事をやってよかった。すごく得したと思っている」と振り返った所は「電話で姪っ子や甥っ子とか孫に『さあ行くぞ!』って言うだけで喜んでもらえるからね」と、20年以上にわたってバズの声を吹き込んできたことで得た喜びを嬉しそうに語る。そして「バズを演じる上で大事にしてきたことはない。思い込みだけで行動するところが似ていて、正論を言われると一度立ち止まるけど、そっちには流されずにこの道で行くんだと突き進んでいく。そんなところが僕にもあるから、素のままで演じられたんだと思っている」。

また、本作の声を収録する際に1作目から“相棒”としてコンビを組んできたウッディ役の唐沢寿明と久しぶりに会ったとのことで「もちろん仲良しだよ」と笑顔を見せる所。「僕にはウッディの役はできないと思います。バズとか、今回新たに登場するダッキー&バニーのような役はできると思うけど、人情とか感情が入ってくるのは難しいね。だから唐沢くんは本当にすごい役者さんだと思っているんだ」と、ともにシリーズを築き上げてきた唯一無二の相棒へ、強い敬意をのぞかせた。

【写真を見る】ウッディとバズに訪れる感動の結末とは…!?愛らしい新キャラにも要注目
【写真を見る】ウッディとバズに訪れる感動の結末とは…!?愛らしい新キャラにも要注目[c]2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

所自身、芸能界随一の“おもちゃ好き”として知られている。「僕にとっては、目に触れるものはなんだっておもちゃなんだ。いまでも僕は目の前のものでゲームをしようとする。大人になるとみんな馬鹿らしいと思ってゲーム性を排除しようとするけれど、効率が悪いことでも喜べる自分を構築していったほうが人生は豊かになる」と、大人になって忘れがちな童心を持ち続けることの大切さを語る所。「『トイ・ストーリー』を観ると、子どもの頃になにも特典がなくたって遊んでいた記憶を思い出して懐かしくなる。だからみんな『トイ・ストーリー』が好きなんだろうね」。

さらに所は、最新作でバズがどのような活躍をするのか教えてくれた。「バズは自分のボタンを押して、その言葉に左右されて行動するんだ。『心の声に従う』って言ってボタンを押しても、出てくるのは元々設定されている言葉。でもそれがたまたま心を打っていく。そんなバズが本当に面白いんだよ」。バズのユニークな姿が最新作でも存分に楽しめるようだ。そして「『トイ・ストーリー』はちゃんと感動するように全部が作られている。だからがっかりするような終わり方もしなければ、絶対に期待を裏切ることはないよ」と自信たっぷりに語った。

文/久保田 和馬

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