BIGBANGのT.O.Pの「結婚したい」発言やダジャレでプレミアは大盛況
朝鮮戦争の悲劇を描いた戦争映画『戦火の中へ』(2月19日公開)のジャパンプレミアとレッドカーペットイベントが1月25日に国際フォーラムで開催。人気グループBIGBANGのT.O.Pことチェ・スンヒョンとイ・ジェハン監督、エグゼクティブプロデューサーのチョン・テウォンが来日し、抽選に当たった1400人をはじめ、ギャラリー合わせて2000人近くのファンが詰めかける大盛況のイベントとなった。舞台挨拶ではチェ・スンヒョンがおちゃめな発言を連発し、ファンの心をがっしり鷲づかみに。
朝鮮戦争で若い命を落とした学徒兵が母親宛に綴った手紙に基づき、真実のドラマを綴った『戦火の中へ』。スンヒョンは守備隊の若き指揮官オ・ジャンボム役を熱演した。ファンの熱気に包まれた中、スンヒョンは日本語でまず「コンバンハ!オヒサシブリデス。T.O.Pデス」と言うと、会場からキャー!と大歓声が上がる。続けて「日本ではコンサートのステージに立つことはあったけど、今、舞台挨拶でとても緊張し、感慨深い思いでいっぱいです」と語った。
イ・ジェハン監督は、『私の頭の中の消しゴム』(04)、『サヨナライツカ』(10)など、ラブストーリーで人気を博した監督だが、今回戦争映画を手がけた思いをこう語った。「前二作で恋人どうしの悲劇を扱ったとすれば、『戦火の中へ』では戦士たちの悲劇的な運命、悲哀さ、美しい犠牲の精神を描きました」。
スンヒョンは、チャ・スンウォンやクォン・サンウら先輩のスターたちと共演した現場について、「先輩方は皆さん結婚されていて、家族を大事にしていて羨ましかったです。今まで僕は結婚について考えたことがなかったけど、僕も結婚してあんなふうに安定した生活をしてみたいと思いました」と、いきなり“結婚したい発言”をすると、会場がざわめく。そのリアクションに少し慌てたスンヒョンは「いや、いつするって話ではなくて、生まれて初めてそういうことを考えたってことです」と苦笑い。
また、バレンタインデーについて質問が振られたスンヒョンは「僕はいつもチョコを自分で作って食べてます、ってのは冗談です。“マイケル・ジョーダン”」とダジャレを飛ばすと、会場は大爆笑。さらにエグゼクティブプロデューサーのチョン・テウォンが、イ・ジェハン監督やチェ・スンヒョンを抜擢したのは大失敗だったという冗談を言った後も再び「マイケル・ジョーダン!」と突っ込み、観客は再度彼に大喝采を送った。
スンヒョンのおちゃらけキャラクターに、観客はメロメロになった『戦火の中へ』のジャパンプレミア。劇中の彼は悲劇の学徒兵を熱演しているので、是非劇場まで彼の勇姿も見に行ってほしい。【Movie Walker/山崎伸子】