是枝裕和監督と世界的名優が見せる“新たな家族”!『真実』ポスタービジュアルが解禁
第71回カンヌ国際映画祭で日本映画として21年ぶりに最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』(18)の是枝裕和監督が、国際的キャスト、スタッフとタッグを組み、初めて国際共同製作に挑戦した『真実』(10月11日公開)。このたび本作のポスタービジュアルが解禁された。
本作は、国民的大女優のファビエンヌが自伝本「真実」を発表したことをきっかけに、母と娘の間に隠された愛憎渦巻く真実があぶりだされていく物語。現地時間8月28日(水)から開催される第76回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されることに加え、日本人監督の作品として史上初めて同映画祭のオープニングを飾ることでも大きな注目を集めている。
このたび解禁されたポスタービジュアルに写しだされているのはカトリーヌ・ドヌーヴ演じるファビエンヌに、ジュリエット・ビノシュ演じる娘のリュミールとイーサン・ホーク演じる娘婿のハンク、そしてクレマンティーヌ・グルニエ演じる孫娘のシャルロットの3人が寄り添う家族写真。絶妙な距離感を保ちながらこわばった笑顔を浮かべる彼らと、真ん中に浮かび上がる意味深なキャッチコピー。なにやら不穏な空気がただようビジュアルに仕上がっている。
これまで『そして父になる』(13)では父と息子、『海街diary』(15)では四姉妹、そして『万引き家族』では血のつながらない一家と、様々な家族の形を描いてきた是枝監督。フランスに渡って手掛けた本作では、どのような家族像を描きだしてくれるのか。大いに期待しながら公開を待ちたい。
文/久保田 和馬
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