『ロケットマン』ジャパンプレミアが開催!主演タロン・エガートン「エルトン・ジョンが抱える問題や苦悩は誰もが共感できる」
5度のグラミー賞受賞歴を誇る世界的なミュージシャン、エルトン・ジョン。その半生を描いた『ロケットマン』が、8月23日(金)よりいよいよ公開する。映画公開を前に、監督のデクスター・フレッチャーと主演のタロン・エガートンが来日し、ジャパンプレミア&舞台挨拶でファンとの交流を果たした。
東京ミッドタウン日比谷内にて、ブルーカーペットを敷いた特設ステージで行われたジャパンプレミア。ステージ内が大勢のファンであふれ返る中、まずはTwitter Liveナビゲーターのふかわりょうが現れ、温かい拍手で迎えられた。続いて、近藤春菜と箕輪はるかによるお笑いコンビのハリセンボンが登場。エルトン・ジョンに扮した近藤が、開口一番に「エルトン・ジョンじゃねえよ!」と絶叫するなど会場を爆笑させた。その後、満を持してフレッチャー監督とタロンが登場すると、会場のボルテージは最高潮に。2人もファンひとりひとりに写真撮影やサインをして回るなど、温かいファンサービスで応えていた。
場所をTOHOシネマズ日比谷の劇場に移して行われた舞台挨拶。こちらも客席は満員で、フレッチャー監督とタロンが登壇すると、大歓声と拍手が巻き起こった。その光景に、5年ぶりの来日となったフレッチャー監督が「今回で4度目の来日ですが、毎回、ショッピングや食事を楽しんでいます。ついに、『ロケットマン』を日本のみなさんに観ていただけるということで、体が爆発しそうです!」とその喜びを表現。一方、『キングスマン』シリーズで知られ、今回が初来日となるタロンも「東京はずっと来たいと思っていた街ですが、日本の方々の温かい歓迎に感動しています!」と感激の様子だった。
2人による挨拶のあとは質疑応答が行われた。『ロケットマン』の見どころを聞かれたフレッチャー監督は「純粋なミュージカルで、ここにいるタロンが全曲吹き替えなしで歌っています。生歌だからこそ、感情がこもっていて、その思いがストレートに伝わってくると思います」とタロンのパフォーマンスを絶賛。
続いて、声の出演を果たした『SING/シング』(16)でもエルトン・ジョンの楽曲を歌い、主演作『キングスマン:ゴールデン・サークル』(17)で本人と共演するなど、何かとエルトンと縁の深いタロン。そのエルトン・ジョンを演じた感想を聞かれると、「あれだけ著名な方を演じる機会はなかなかないと思います。エルトンは本作の製作も務めていますし、彼との友情も生まれました。先日も彼や彼の家族と過ごしたんですよ」と本作を通じてスターとの絆が結ばれたことを明かしている。
さらに、『ロケットマン』が持つメッセージ性に話が移り、フレッチャー監督が「俳優たちの素晴らしい演技や歌が人々の心を打つ映画だと思います。どんな状況でも人生は捨てたものじゃないと思える、人生賛歌のような作品です」と力説。続けて、タロンも「エルトン・ジョンが抱える問題や苦悩は誰もが共感できることだと思います。人間らしい、人間くささを感じる作品です」と世界的なスターを描いた作品でありながら、その内面は誰もが身近に感じられることを説明した。
最後に、サプライズで観客全員でエルトン・ジョンの名曲「Saturday Night's Alright(土曜の夜は僕の生きがい)」を合唱。フレッチャー監督がスマートフォンでその様子を撮影し、「早速、Twitterにアップしたよ」とコメントするなど、2人とも大喜びの様子で舞台挨拶は締めくくられた。