中国の名匠ジャ・ジャンクーとオダギリジョー、安藤政信らの濃密対談が実現!|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
中国の名匠ジャ・ジャンクーとオダギリジョー、安藤政信らの濃密対談が実現!

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中国の名匠ジャ・ジャンクーとオダギリジョー、安藤政信らの濃密対談が実現!

変わりゆく中国社会を背景に、ある男女の17年にわたる物語を紡いだ『帰れない二人』
変わりゆく中国社会を背景に、ある男女の17年にわたる物語を紡いだ『帰れない二人』[c]2018 Xstream Pictures (Beijing) - MK Productions - ARTE France All rights reserved

ヴェネチア国際映画祭でグランプリを受賞した『長江哀歌(エレジー)』(06)をはじめ、『罪の手ざわり』(13)、『山河ノスタルジア』(15)などで知られる中国の名匠・ジャ・ジャンクー。長編デビュー作『一瞬の夢』(97)以来すべての日本公開作品で欠かさず来日をしているという監督だが、最新作『帰れない二人』(9月6日公開)でもプロモーションのために先月末に来日。会見などハードなスケジュールのなか、監督のファンを公言している各界のプロフェッショナルたちとの対談が実現した。

ジャ・ジャンクー監督×オダギリ ジョー(俳優/映画監督)

初長編監督デビュー作『ある船頭の話』の公開を控えたオダギリ ジョー監督とジャ・ジャンクー監督の対談が実現!
初長編監督デビュー作『ある船頭の話』の公開を控えたオダギリ ジョー監督とジャ・ジャンクー監督の対談が実現!

「TVBros.」10月号(8月24日発売)では、初長編監督デビュー作『ある船頭の話』(9月13日公開)が控えるオダギリジョー監督とジャ・ジャンクー監督が対談。ジャ監督がプロデューサーを務めた『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』(08)でオダギリが主演を務めたこともあり、2人は旧知の仲だそうで、対談ではそれぞれの作品の共通点などを分析している。

ジャ・ジャンクー監督×安藤政信(俳優/フォトグラファー)

【写真を見る】安藤政信自身が撮影した、ジャ・ジャンクー監督とのツーショット写真
【写真を見る】安藤政信自身が撮影した、ジャ・ジャンクー監督とのツーショット写真撮影:安藤政信

「シアターカルチャーマガジン T.[ティー]」41号(8月23日発売)では、チェン・カイコー監督作『花の生涯 梅蘭芳』をきっかけに、中国や台湾などアジア映画にも進出している俳優・安藤政信がジャ監督と対談。07年にある雑誌の企画で対談した二人の12年ぶりの再会では、『帰れない二人』の撮影機材にまで言及する濃密な内容となっている。

雑踏の中でジャ監督を撮影する安藤
雑踏の中でジャ監督を撮影する安藤[c]TAKAMURADAISUKE

しかも、フォトグラファーとしても活躍する安藤の提案で、安藤がジャ監督を撮り下ろす豪華フォトセッションが実現。安藤が監督や自身を撮影した写真や、安藤が監督を撮影する様子のメイキングも掲載している。

ジャ・ジャンクー監督×山下敦弘(映画監督)

仲睦まじい様子の対談となった山下敦弘監督との対談
仲睦まじい様子の対談となった山下敦弘監督との対談

「BRUTUS」No.900(9月1日発売)では、山下敦弘監督との映画ファン必読の対談が実現。ジャ監督のデビュー作『一瞬の夢』(97)に衝撃を受けて以来、ずっとジャ監督の映画を通して中国の今を見てきたという山下監督は、『帰れない二人』について「ジャ・ジャンクー監督自身の歴史を感じながらも、新しいジャ・ジャンクー映画に出会ったという印象を受けた」と語っている。海外の映画祭で会った際には飲みに行く仲だという二人ならではの仲睦まじい様子に注目。

ジャ・ジャンクー監督×荻上チキ(評論家/ラジオパーソナリティ)

荻上チキがパーソナリティを務めるラジオ番組にも出演
荻上チキがパーソナリティを務めるラジオ番組にも出演

TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」のセッション袋とじコーナー(8月29日23時55分~放送予定)では、評論家の荻上チキがジャ監督が映画を撮り続ける理由について深く切り込む模様を放送。「いま社会で起きている問題をきちんと捉えて、映画で語るのが映画監督としての自分の役割」だと語るジャ監督。日本人と中国人の社会意識の変遷や芸術家の社会的役割、ジャ監督の映画が世界中で共感を呼び続ける理由などについて、掘り下げている。

ジャ・ジャンクー監督×藤原帰一(東京大学大学院教授/映画評論家)

藤原帰一がジャ監督映画の魅力を紐解く
藤原帰一がジャ監督映画の魅力を紐解く

NHK BS1「キャッチ!世界のトップニュース」(9月26日午前8時00分~8時50分放送予定)では、『帰れない二人』の映画冒頭から一気に引き込まれたという政治学者の藤原帰一が対談。藤原ならではの鋭い視点で映画の魅力を紐解きながら、そこから見えてくる中国の「現在」、そして「未来」についてジャ監督との熱いトークが展開される。

世界でも高く評価されるジャ・ジャンクー監督の最新作を、各界の著名人たちはどのように観たのか?そして、監督とどのような言葉を交わしたのか?その詳細は各媒体をチェックしてみてほしい。

文/編集部

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